抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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養蜂場に大きな被害を与えるミツバチの襲来を検知するため,機械学習による物体認識アルゴリズムを実装したカメラシステムを開発した.養蜂場で撮影したスズメバチの動画とインターネットで収集した画像を用いて学習モデルを生成し,マイコンボードRaspberry Piにアルゴリズムを実装してその精度と速度の評価を行った.SSDアルゴリズムを用いたサンプル動画によるテストでは,平均で92.9%の検出精度が得られた.誤検知も発生しているが,そのときの信頼度は最大でも62%であったため,検出の閾値をこれよりも高く設定することで誤検知をなくすことが可能である.Raspberry Pi4Model BにTensorFlow Liteを実装し,Wi-Fi接続した10台のカメラでスズメバチの映像を転送したときの処理性能は1台当たり1フレーム/秒となり,本システムの十分な実用性が示された.(著者抄録)