抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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哺乳類の眼の発生において,VSX2,BRN3b,およびRCVRN発現は,それぞれ神経網膜前駆細胞(NRP),網膜神経節細胞(RGC),および光受容体(PR)をマークする。ヒト誘導多能性幹細胞(hiPSC)から網膜オルガノイドを作る能力は,ヒト網膜発生と網膜疾患の両方をモデル化する大きな可能性を有する。しかし,発生中の複数の特異的網膜細胞型の同時リアルタイムモニタリングを可能にする方法は存在しない。ここでは,内因性対立遺伝子の機能を破壊することなく,内因性VSX2,BRN3b,およびRCVRNプロモーターを用いて,内因性VSX2,BRN3b,およびRCVRNプロモーターを特異的に発現する3重トランスジェニックレポーターhiPSC系統(PGP1)を生成するCRISPR/Cas9遺伝子編集戦略について述べた。PGP1系統からの網膜オルガノイド形成は,NRPs,RGCおよびPRの発症と一致する適切な蛍光蛋白質発現を示す一方で,正常網膜発生を受ける編集細胞の能力を示した。PGP1系統から産生されたオルガノイドは,全ての主要な網膜細胞型の発達と一致する転写物を発現した。PGP1系統は網膜発生,網膜再プログラミングおよび治療薬物スクリーニングを研究するための強力な新しいツールを提供する。【JST・京大機械翻訳】