抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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目的:本研究は,集中治療室(ICU)に入院した患者における心拍数変動(HRV)と短期および長期予後の間の関連を評価することを目的とする。方法および結果:MIMIC-IV波形データベースからのICUで24時間以上連続的にモニターした成人患者を,我々の研究でリクルートした。20のHRV関連変数(8つの時間領域,6つの周波数領域,および6つの非線形変数)をRR間隔に基づいて計算した。HRVと30日全死因死亡率の間の関連を評価した。93人の患者は包含基準を満たし,生存状態に基づいて30日生存者群と非生存者群に分類した。30日全死因死亡率は17.2%であった。NN50およびpNN50は,生存者と比較して非生存者において有意に高かったが,時間領域,周波数領域および非線形HRVパラメータの残りは,2群間で有意差はなかった(すべてのP>0.05)。さらに,入院180日後に,非生存者は生存者よりNN50とrMSSDの有意に高いレベルを有した。しかし,NN50は多変量Cox回帰分析(HR,1.0;95%CI,1.000-1.001;P=0.594)による患者における30日全死因死亡率の独立予測因子ではなかった。ROCを用いた30日間の全死因死亡率を予測するためのNN50の曲線下面積(AUC),カットオフ値,感度および特異度は,それぞれ0.67,799,0.813および0.584であった。このカットオフ値を用いたKaplan-Meier分析は,高いNN50を有する患者が,低いNN50(P<0.001)の患者より30日全死因死亡率がかなり大きいことを示した。結論:NN50とpNN50はICU患者における30日全死因死亡率の上昇と関連するが,多変量Cox回帰分析を用いた全死因死亡率の独立予測因子ではない。【JST機械翻訳】