抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
流行予測色の仕組みを解説した上で,既製服が一般化し,流行予測色の仕組みでファッション製品が流通するようになった1960年代から現在までの流行色の変遷について解説を行った。その上で,流行予測色と実際の流行色との関係を考察した具体例を紹介した。流行色と流行予測色(流行予測色とは,繊維・織物,アパレル製品などを企画・製造する上で,消費者に好んで購入してもらえそうな色を,発売時期に先駆けて選択・提案される色彩情報のことである)を解説した後に,流行色はなぜ必要とされるようになったか,日本流行色協会とインターカラー,流行色のフロー(流行色のフロー図,流行色の方向付け,ファッショントレンドの方向付け,素材の方向付け,ファッションウィーク・展示会の開催,小売店での商品展開)について紹介した。次に,流行色の変遷に関し,1960年代,1970年代,1980年代,1990年代,2000年代,2010年代それぞれにつき解説した。次に,流行予測色と流行色との関連性に関し,流行予測色が服装出現色に最も反映する時期,流行予測色に対する服装出現色の出現傾向や頻度,色個別の特徴を平均出現率と変位係数による検討(流行予測色と服装色における強い正の相関のみられる色数の推移図)について解説した。