抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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木材の変形抵抗の軽減および成形体の寸法安定性の向上を目的として,成形前の試料に天然系添加剤である生漆の含浸を試みた。含浸後の乾燥処理での乾燥速度を変えた試料に対して外部寸法の測定を行うことにより,細胞壁内への漆の浸透可能性を評価した。その結果,溶媒の揮発速度を押さえることにより,細胞壁内への拡散が生じることを示した。また,示差熱-熱重量同時測定(TG/DTA)およびフーリエ変換型赤外分光(FTIR)測定を行い,成形時の生漆の硬化温度条件の検討を行った。その結果,140°C以上の処理により硬化反応が生じるが,同時に分解も生じることを示した。(著者抄録)