抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ポリL乳酸とポリD乳酸をブレンドさせて結晶化させると,α晶よりも融点が50°C以上高いステレオコンプレックス晶が観測される。そこで,ガラス状態からの低温からの昇温プロセスおよび溶融体からの降温プロセスにおけるステレオコンプレックス晶の結晶化について議論する。さらに,流動条件下での結晶化について議論する。ガラス状態からの結晶化では170°Cでα晶が融解しステレオコンプレックス晶が成長することがわかった。そのため,溶融体からの結晶化で見られるような球晶構造は観測されず,またラメラ晶の相関である長周期が二種類観測された。一方,溶融状態からの結晶化では,非常にラメラ晶のサイズよりも大きな密度揺らぎが成長していることを示すことができた。せん断により,この密度揺らぎの成長は促進されていることから,結晶成長やモルフォロジーに大きな影響を与えていることを示した。(著者抄録)