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J-GLOBAL ID:201602277849948872   整理番号:16A0529404

日本海北部におけるキタオットセイ(Callorhinus ursinus)と越冬期の潜在的な餌分布の空間的な関連性

Spatial association between northern fur seal (Callorhinus ursinus) and potential prey distribution during the wintering period in the northern Sea of Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 44-53  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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海洋環境に対する海産捕食者の応答を明らかにすることは,それらの摂餌戦略や,漁業との空間的重複及び干渉を理解するために役立つ。キタオットセイは越冬期の強い漂泳性の生物種である。近年,キタオットセイは北海道南西部沿岸付近に絶えず分布していることが確認されている。キタオットセイによる沿岸漁業への干渉が深刻な問題となっていることから,この海域の浜になぜキタオットセイがやってくるのか検討されている。本研究では,船舶による観察を実施し,キタオットセイの生息密度の推定を行った。キタオットセイと海洋環境の空間的及び季節的な関係を解明するために,統計モデルを構築して,潜在的な餌分布と海洋環境が越冬期のキタオットセイの分布にどのような影響を及ぼすのかを記載した。キタオットセイの分布は潜在的な餌分布に顕著な応答を示し,2000mの深度があり沿岸から約10kmのこの海域の主要な地理的環境の狭い大陸棚に沿って集団を形成する傾向にあった。キタオットセイの主要な餌であるスケトウダラ[Gadus chalcogramma(Theragra chalcogramma)]とホッケ(Pleurogrammus azonus)は,季節に大陸棚上で産卵するために浅い海域に移動したことから,潜在的な餌の現存量は沖合よりも沿岸の方が高くなった。さらに,中層域の生物群集の欠乏がキタオットセイの沿岸域の分布における主因であると考えられた。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  個体群生態学  ,  沿岸海洋物理学 
引用文献 (62件):
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