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J-GLOBAL ID:201702218466875415   整理番号:17A0030537

湿地・湿原 湿原保全への新たな仕組み~生物多様性オフセットを考える~

著者 (1件):
資料名:
号: 53  ページ: 36-42  発行年: 2015年03月10日 
JST資料番号: F1882A  ISSN: 0286-0627  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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自然環境を保全する新たな手法として,諸外国で実用化が進んでいる生物多様性オフセットが注目されつつある。これは開発による自然環境への影響を「回避」し,回避できない影響を「最小化」し,いずれもできない影響について「代償」するという優先順位に基づき開発事業者が行う対策であり,最終的に影響をゼロまたは失われる以上に復元・回復させるための仕組みである。さらに予め生態系を復元・創造または回復したものを登録し,開発事業に伴う代償地として充てるバンキングという仕組みも作られており,広域的視点から代償地を配置することに効果が期待されている。日本では環境影響評価の仕組みに取り入れる方向で検討が開始された。実用化に際しては,定量的な評価方法,回避や低減を軽視する懸念,生態系の状態に関する情報整備,アンダーユースの考慮といった課題があげられる一方,北海道の泥炭地湿原を対象とした保全効果も期待される。(著者抄録)
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分類 (1件):
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環境問題 
引用文献 (18件):
  • 愛知県(2013)あいちミティゲーション. http://www.pref.aichi.jp/kankyo/sizen-ka/shizen/ecologicalnetwork/aichimitigation/aichimitigation5.html
  • 浅田太郎(2003)自然環境評価の事例:カナダ,オンタリオ州における湿地評価システム.保全生態学研究,8,181-182.
  • Fujita, H., Igarashi, Y., Hotes, S., Takada, M., Inoue, T., and Kaneko, M. (2009) An inventory of the mires of Hokkaido, Japan-their development, classification, decline, and conservation. Plant Ecology, 200, 9-36.
  • 林希一郎編著(2010)生物多様性・生態系と経済の基礎知識.中央法規出版,430p.
  • 北海道(1989)北海道自然環境保全指針.
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