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J-GLOBAL ID：201002294592997157   整理番号：10A0726674

Cu添加Ni-Mn-In強磁性形状記憶合金の強磁場下磁気特性

著者 (9件)： 鹿又武 (東北学院大 工) ,  遠藤慶太 (東北学院大 工) ,  畠山和也 (東北学院大 工) ,  伊東航 (東北大 多元物質科研) ,  梅津理恵 (東北大 多元物質科研) ,  貝沼亮介 (東北大 多元物質科研) ,  小山佳一 (東北大 金属材料研) ,  渡辺和雄 (東北大 金属材料研) ,  西原弘訓 (龍谷大 理工)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2009  ページ： 89-91  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Ni基フルホイスラー合金は超磁歪材料,熱電変換材料,磁気形状記憶材料,磁気冷凍材料の有力な候補である。その中で,Ni-Mn-In磁性形状記憶合金は,特異な特性を有している。すなわち,従来の磁性形状記憶合金においては,オーステナイト相とマルテンサイト相が共に単純なフェロ磁性を示すが,Ni-Mn-In合金はM変態温度直下で常磁性を示す。M変態温度での大きな磁化の差が存在するため,Ni-Mn-In合金のM相で磁場を作用すると,ゼーマンエネルギーの利得によりメタ磁性転移すなわち磁場誘起逆マルテンサイトが出現する。この現象は磁場の作用による形状記憶効果として注目されている。しかし,Ni-Mn-In合金は非常に脆いため,Cuを添加して展性を改善する研究を行っている。Ni_2-xCu_xMn_1.38In_0.62(0≦x≦0.06)強磁性形状記憶合金を作製し,磁気状態図を作成した。磁場誘起逆マルテンサイト変態の存在を観測した。磁化測定より,上記合金の磁性原子全てが強磁性的に結合している事が解った。

シソーラス用語： *形状記憶合金 ,  *強磁性体 ,  *ニッケル合金 ,  マンガン含有合金 ,  インジウム含有合金 ,  銅添加合金 ,  *磁化特性 ,  温度依存性 ,  磁場効果 ,  *強磁場 ,  磁気状態図 ,  ホイスラー合金 ,  逆マルテンサイト変態 ,  磁化曲線
準シソーラス用語： 初透磁率

分類 (1件)： 磁気的性質  (WB02020J)

タイトルに関連する用語 (6件)： Cu ,  Ni ,  Mn ,  強磁性形状記憶合金 ,  強磁場 ,  磁気特性