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J-GLOBAL ID：201502265882543105   整理番号：15A0558265

高高度で飛行する大気圏突入機のための空気データ・センサーシステムの応答に対する希薄気体力学の効果

Effect of Rarefied Gas Dynamics on Response of Air Data Sensor System for Atmospheric Entry Vehicle Flying at High Altitudes

著者 (6件)： WATANABE Yasumasa (Dep. of Aeronautics and Astronautics, The Univ. of Tokyo) ,  YANO Ryosuke (Dep. of Advanced Energy, The Univ. of Tokyo) ,  HONMA Naohiko (Dep. of Advanced Energy, The Univ. of Tokyo) ,  NAGATA Yasunori (The Inst. of Space and Astronautical Sci., JAXA) ,  YAMADA Kazuhiko (The Inst. of Space and Astronautical Sci., JAXA) ,  SUZUKI Kojiro (Dep. of Advanced Energy, The Univ. of Tokyo)
資料名： Transactions of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences, Aerospace Technology Japan (Web)  (Transactions of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences, Aerospace Technology Japan (Web))
巻： 12  号： ists29  ページ： TO.2.1-TO.2.5 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0121A  ISSN： 1884-0485  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 空気データ・センサー(ADS)システムは宇宙輸送におけるキー部品の一つであり,内部の運動センサー類では得られない圧力の詳細情報やマッハ数データが得られる。宇宙船,或いは再突入機が非常に高い高度を飛行する場合,ADSでは細い圧力管内を伝播する圧力信号に時間遅れの問題が生じる。本研究では,低圧力環境における細い管内の圧力伝播の時間遅れについて,直接シミュレーション・モンテカルロ(DSMC)法にもとづいて検討した。また軸対称ナビエストークス方程式にもとづくCFD解析を行い,圧力伝播速度に対する希薄気体効果の寄与を評価した。これらの結果は,実験結果と比較した。DSMCとCFDの解析にもとづいて,圧力変化に関する時定数を約0.013秒と算定したが,一方,実験では管出口圧力を30Paから始めて約20乃至40Pa増加した場合,0.12秒の結果を得た。以上の結果は,高度79kmをマッハ数4.5の飛行速度で降下する大気圏突入カプセルの飛行試験で観測された伝播遅れが,部分的には希薄気体効果に起因することを示すものである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *大気圏突入 ,  宇宙飛行体 ,  高空 ,  *圧力センサ ,  圧力測定 ,  圧力変動 ,  気体力学 ,  遅れ ,  *伝搬 ,  モンテカルロ法 ,  解析 ,  Navier-Stokes方程式 ,  時定数 ,  Mach数
準シソーラス用語： CFD解析 ,  DSMC法 ,  宇宙船 ,  *希薄気体力学 ,  *高高度 ,  *細管 ,  *時間遅れ

分類 (3件)： 飛行試験  (QK03030W) ,  宇宙飛行体  (QK08000Y) ,  計器,誘導・制御装置一般  (QK05010O)

タイトルに関連する用語 (6件)： 高高度 ,  飛行 ,  大気圏突入 ,  センサーシステム ,  応答 ,  希薄気体力学