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J-GLOBAL ID:201602231968498235   整理番号:16A0917259

高Mn含有Fe-Mn二元合金の水素脆性感受性: 安定および準安定ε-マルテンサイトとMn濃度の影響

Hydrogen Embrittlement Susceptibility of Fe-Mn Binary Alloys with High Mn Content: Effects of Stable and Metastable ε-Martensite, and Mn Concentration
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巻: 47  号:ページ: 2656-2673  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: E0265B  ISSN: 1073-5623  CODEN: MTTABN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ε-マルテンサイトに関連する水素脆性の基礎的な理解を得るために,陰極水素チャージ下で高Mn含有量のFe-Mn二元合金の引張挙動を調べた。Fe-20Mn,Fe-28Mn,Fe-32Mn,そしてFe-40Mn合金を用いた。微細構造と亀裂形態の間の相関を,電子後方散乱回折測定と電子チャネリングコントラスト撮像によって明らかにした。Fe-20Mn合金中のα’-マルテンサイトはα’-マルテンサイトへの変態によって水素脆性への耐性を著しく低下させた。しかし,ε-マルテンサイトが安定である場合,ε-マルテンサイト板の形成が境界割れを助長したとしても,特にFe-32Mn合金では,水素脆性感受性が低くなった。破断後もマルテンサイトが形成されないFe-40Mn合金は,Fe-32Mn合金に比べて高い水素脆性感受性を示した。すなわち,Fe-Mn二元合金では,Mn含有量は以下の二つの理由によって水素脆性感受性に対して最適値を有する:1)安定なε-マルテンサイトの形成は,水素強化局所塑性を抑制するプラス効果を持つと思われるが粒界亀裂を引き起こす,2)Mn含有量の増加はオーステナイトを安定化し,マルテンサイトが関係する亀裂を抑制するが,多分粒界の凝集エネルギーを低下し,粒界亀裂を引き起こす。したがって本研究の合金では,32wt%が最適Mn含有量であった。Copyright 2016 The Minerals, Metals & Materials Society and ASM International Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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機械的性質  ,  変態組織,加工組織 

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