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J-GLOBAL ID：201602248334652071   整理番号：16A1069832

微生物の重粒子線照射下での生存条件の検討

著者 (12件)： 横堀伸一 (東京薬大) ,  原田美優 (東京薬大) ,  村野由佳 (東京薬大) ,  河口優子 (宇宙開発機構 宇宙研(JAXA/ISAS)) ,  大松勉 (東京農工大 農 国際家畜感染症防疫研究教セ) ,  土赤忍 (岐阜大 院連合獣医) ,  木村駿太 (筑波大 大学院) ,  富田(横谷)香織 (筑波大 大学院) ,  林宣宏 (東京工大 大学院) ,  吉田聡 (放医研) ,  水谷哲也 (東京農工大 農 国際家畜感染症防疫研究教セ) ,  小林憲正 (横浜国大 大学院)
資料名： NIRS-M (National Inst. of Radiological Sciences)  (NIRS-M (National Inst. of Radiological Sciences))
号： 285  ページ： 84-85  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： Z0881A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宇宙空間での微生物の生存性を国際宇宙ステーションにおいて放射線耐性Deinococcus radioduransR1野生株,R1株由来のDNA修復系遺伝子破壊感受性株XRA1(recA遺伝子欠損)株,XPA1(pprA遺伝子欠損)株およびXVRD1(uvrA1遺伝子とuvde遺伝子双方欠損)株,異なる3種混合生ウイルスワクチンフェロガードプラス3にHe及びCイオンを照射して評価した。R1,XPA1およびXVRD1株の生存率はHe照射で大幅に低下しなかったが,XRA1は顕著な生存率低下を示した。Cイオン照射によっても同様の結果が得られ,重粒子線の生物影響においてはrecA遺伝子の修復への機能が重要であることが分かった。ウイルスへの効果をリアルタイムPCRとCRFK細胞感染能により評価したが,ウイルスゲノム切断や感染能への影響は低かった。これら知見は宇宙空間における微生物の生存条件の決定に役立ち,究極的には生命の起源の解明に役立つ。

シソーラス用語： 宇宙環境 ,  宇宙線 ,  *宇宙ステーション ,  炭素ビーム ,  イオンビーム ,  *重イオン照射 ,  生存率 ,  放射線感受性 ,  生物学的放射線効果 ,  遺伝子 ,  遺伝子破壊 ,  ウイルスワクチン ,  DNA修復 ,  Deinococcus
準シソーラス用語： *国際宇宙ステーション ,  ヘリウムビーム ,  recA遺伝子 ,  uvrA1遺伝子 ,  uvde遺伝子 ,  pprA遺伝子 ,  三種混合生ワクチン ,  Deinococcus radiodurans

分類 (2件)： 微生物に対する影響  (EK02040O) ,  宇宙線一般  (DB02010F)

タイトルに関連する用語 (3件)： 微生物 ,  重粒子線照射 ,  生存