文献
J-GLOBAL ID:201602265280101028   整理番号:16A0456189

モジュールごとの活動量を考慮したモジュールオーナー候補者予測:大規模OSSプロジェクトへの適用

著者 (2件):
資料名:
巻: 2016  号: SE-191  ページ: VOL.2016-SE-191,NO.5 (WEB ONLY)  発行年: 2016年03月07日 
JST資料番号: U0451A  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
大量の不具合が日常的に報告される近年の大規模OSSプロジェクトでは,ボランティア開発者が中心となって不具合修正のためのパッチが作成される。パッチはプロジェクトのコア開発者であるコミッターにより検証され,問題がないことが確認されればリポジトリに取り込まれることで不具合の修正が完了する。しかしながら,大量の不具合を修正するために作成されるパッチも膨大な数に上る。比較的少人数で構成されるコミッターのみではパッチの検証を効率的に行えないため,現在,不具合修正の長期化が問題となっている。コミッターの不足を解消するために,ボランティア開発者の中からコミッターに昇格可能な開発者を予測するための研究が盛んに行われている。先行研究では,既存コミッターの昇格前の活動量(パッチ投稿数など)に基づいて予測モデルを構築し,ボランティア開発者の中からコミッターに昇格し得る開発者を予測する。しかしながら,実際の大規模OSSプロジェクトの不具合修正プロセスにおいては,各コミッターが担当すべきモジュールが決まっているため,有能なボランティア開発者を全て昇格させれば不具合修正の長期化の問題が解決できるとは限らない。本研究では,担当者が不足しているモジュールに適したコミッタを推薦することが不具合修正の効率化に重要であるという立場を取る。そこで本研究では,特定のモジュールを担当するコミッターをモジュールオーナーと呼び,モジュールオーナーとなるべき開発者をボランティア開発者の中から特定するための予測モデルを構築する。ボランティア開発者の活動をモジュール毎に計測することにより,従来のコミッタ候補者予測モデルよりも細粒度,すなわち,モジュールオーナー候補者予測モデルを実現する。本稿では,5件の大規模OSSプロジェクトを対象に行ったケーススタディについて報告する。ケーススタディの結果,既存の予測モデルよりも高い精度でモジュールオーナー候補者を予測できることを示す。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
計算機システム開発 
引用文献 (15件):
  • Alonso, O., Devanbu, P. T. and Gertz, M.: Expertise Identification and Visualization from CVS, Proceedings of the 5th International Workshop on Mining Software Repositories (MSR’08), pp. 125-128 (2008).
  • Anvik, J., Hiew, L. and Murphy, G. C.: Who should fix this bug?, Proceedings of the 28th International Conference on Software Engineering (ICSE’06), pp. 361-370 (2006).
  • Bachmann, A. and Bernstein, A.: Software Process Data Quality and Characteristics A Historical View on Open and Closed Source Projects, Proceedings of the Joint International and Annual ERCIM Workshops on Principles of Software Evolution (IWPSE) and Software Evolution (Evol) Workshops (IWPSE-EVOL’09), pp. 119-128 (2009).
  • Bettenburg, N., Premraj, R., Zimmermann, T. and Kim, S.: Duplicate Bug Reports Considered Harmful . . . Really?, Proceedings of the 24th International Conference on Software Maintenance (ICSM’08), pp. 337-345 (2008).
  • Bird, C., Gourley, A., Devanbu, P., Swaminathan, A. and Hsu, G.: Open Borders? Immigration in Open Source Projects, Proceedings of the 4th International Workshop on Mining Software Repositories (MSR’07), p. No.6 (2007).
もっと見る

前のページに戻る