抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,既往の木造住宅に関する実態調査等で示唆された,雨水浸入による腐朽現象を再現するため,屋根模型から捕集した雨水の散布による腐朽試験を試みた。試料木片はアカマツ辺材とし,オートクレープ滅菌後,捕集した雨水を噴霧器により散布した。これらの試料は,加湿用の調湿皿を入れた樹脂容器内に静置した後,インキュベータ及び屋外実験棟の小屋裏と床下空間に設置し,異なる温度環境に暴露した。カビが目視できる試料は腐朽進行が若干遅い傾向が見られたものの,雨水を散布しただけも,試料によっては無菌的に供試菌を接種した場合と同程度の腐朽度が検出された。(著者抄録)