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J-GLOBAL ID:201702282294934750   整理番号:17A0362231

クルクミンは慢性閉塞性肺疾患のラットモデルにおける肺胞上皮損傷を改善する【Powered by NICT】

Curcumin ameliorates alveolar epithelial injury in a rat model of chronic obstructive pulmonary disease
著者 (12件):
資料名:
巻: 164  ページ: 1-8  発行年: 2016年 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)とその潜在的機序のラットモデルにおける肺胞上皮損傷に対するクルクミンの影響を検討した。ラットCOPDモデルはリポ多糖類の気管内投与と併用したタバコ煙曝露により確立した。三十八匹の雄Sprague-Dawleyラットを無作為に四群に分けた:溶媒基を有する制御,COPDモデル,COPDクルクミンとCOPDであった。気管支肺胞洗浄液(BALF)中の好中球とマクロファージ浸潤を評価し,BALFと血清中のIL-6,IL-8およびTNF-αのレベルをELISAで測定した。病理組織学的検査とTUNEL染色は肺胞上皮損傷を評価した。肺組織におけるp66Shcおよびp p66Shcの蛋白質発現を免疫組織化学およびウエスタンブロットにより決定した。クルクミンはCOPDラットの気管支肺胞洗浄液(BALF)中の全細胞,好中球及びマクロファージの数を有意に減少させた。更に,COPDラットのBALFおよび血清中のIL-6,IL-8およびTNF-αのレベルは,クルクミン処理後有意に減少した。さらに,クルクミンはCOPDラットにおける肺胞上皮細胞の気腫および超微細構造損傷を改善した。クルクミン群とCOPDにおける肺胞上皮細胞のアポトーシス指数はCOPDモデル群のそれより有意に低かった。さらに,肺胞上皮細胞におけるp66Shcとp p66Shcの蛋白質発現はCOPDモデル群と比較してクルクミン群とCOPDで有意に減少した。クルクミンはCOPDラットにおける肺胞上皮損傷,p66Shcのダウンレギュレーションに部分的によると思われるを減弱させる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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呼吸器の基礎医学 
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