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J-GLOBAL ID：201702289785664731   整理番号：17A0526944

弾性トリブロック共重合体膜におけるガラス球状ミクロドメインの歪誘起変形:2d-SAXSパターンによる応力歪曲線の同時測定

Strain-Induced Deformation of Glassy Spherical Microdomains in Elastomeric Triblock Copolymer Films: Simultaneous Measurements of a Stress-Strain Curve with 2d-SAXS Patterns

著者 (8件)： TOMITA Shogo (Kyoto Inst. of Technol., Kyoto, JPN) ,  LEI Li (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  URUSHIHARA Yoshimasa (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  KUWAMOTO Shigeo (Univ. Hyogo, Hyogo, JPN) ,  MATSUSHITA Tadashi (Asahi Kasei Corp., Tokyo, JPN) ,  SAKAMOTO Naoki (Asahi Kasei Corp., Tokyo, JPN) ,  SASAKI Sono (Kyoto Inst. of Technol., Kyoto, JPN) ,  SAKURAI Shinichi (Kyoto Inst. of Technol., Kyoto, JPN)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 50  号： 2  ページ： 677-686  発行年： 2017年01月24日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱可塑性エラストマーの硬質ドメインは永続的に固定されていると考えられていたが,二次元の小角X線散乱(2d-SAXS)で熱可塑性エラストマートリブロック共重合体膜を一軸で延伸すると球状の硬質ドメインが変形することを見つけた。qを散乱ベクトルとすると,散乱する粒子のピーク位置は,延伸方向(SD)に平行なq方向で低q領域,垂直なq方向で高q領域へとシフトした。球がSDと平行な長軸を有する長球スフェロイドに変形したと仮定することにより,1d-SAXSプロファイルをモデル計算で再現でき,長球スフェロイドの半径を決定できた。このミクロドメインが小さくなるほど,変形が増加したので,ミクロドメインに応力が集中することを示した。延伸の力を取り除くと,2d-SAXSパターンの変形された粒子散乱ピークはほぼ丸い形状に戻ったので,ミクロドメインの形状が等方的に回復するようだが,ガラス領域にはあてはまらず,扁長のスフェロイドが形状を変えずに方向緩和していることで説明できた。

シソーラス用語： *応力歪曲線 ,  小角X線散乱 ,  *トリブロック共重合体 ,  *高分子薄膜 ,  弾性材料 ,  *ミクロドメイン ,  半径 ,  数学モデル ,  緩和現象 ,  SEBS ,  示差走査熱量測定 ,  *引張変形 ,  ポリスチレン ,  *曲線 ,  *線
準シソーラス用語： SIBS

分類 (2件)： 高分子固体の力学的性質  (CG02023D) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L)

タイトルに関連する用語 (11件)： 弾性 ,  トリブロック共重合体 ,  ガラス ,  球状 ,  ミクロドメイン ,  歪 ,  誘起 ,  2D ,  SAXS ,  応力歪曲線 ,  同時測定