抄録/ポイント: 抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
高レベル放射性廃棄物は地下300m以深への地層処分が義務付けられている。地層処分施設近傍では,廃棄体からの発熱により高温・高圧状態となり,施設に用いられたセメント系材料の溶出による地下水の高アルカリ化が考えられる。周辺岩盤の水理学特性の変化が予想されることから,岩盤不連続面における透水特性変化に及ぼす影響を評価する必要がある。本研究では,廃棄体の高温状態・岩盤の高圧状態を実験的に再現した連続透水試験と循環透水試験の2種類の透水試験を行い,花崗岩の透水特性変化について評価した。また,透水特性変化の要因であるとされる岩石構成鉱物の溶解現象を考慮した概念モデルを作成し,予測式を導出することで,水理学特性変化のメカニズムについて検討した。(著者抄録)