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J-GLOBAL ID：201802243909283114   整理番号：18A1795904

TDM-MIMOレーダによる移動ターゲットのDOA推定誤差解析

著者 (3件)： 大橋卓 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山田寛喜 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山口芳雄 (新潟大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J101-B  号： 7  ページ： 528-538 (WEB ONLY)  発行年： 2018年07月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Multiple-Input Multiple-Output(MIMO)レーダは少ない実素子数で仮想的に受信素子数を増加できるため到来方向(Direction-of-Arrival,DOA)推定精度を改善できる。MIMOレーダを実現するには適切な受信信号分離技術が必要である。時分割多重(Time Division Multiplexing,TDM)方式を利用する場合,受信信号は混信が生じないほか,ハードウェアや信号処理の計算負荷も小さいため,容易にMIMOレーダを実現できる。しかし,このTDM-MIMOレーダを用いて移動ターゲットのDOA推定を行う場合は推定誤差が生じる。そのため,移動ターゲットが及ぼす推定誤差が生じない適切な時間間隔で送信を行う必要がある。本論文ではTDM-MIMOレーダにおいて移動ターゲットのDOA推定を行う場合の推定誤差について検討を行う。また,推定誤差の近似式を導出し,移動ターゲットの推定を行うために必要なパラメータについて検討を行う。(著者抄録)

シソーラス用語： *レーダ ,  *MIMOシステム ,  *TDM【信号】 ,  *到来方向推定 ,  *位置測定 ,  移動体 ,  移動通信 ,  動き検出
準シソーラス用語： *MIMOレーダ ,  *TDM-MIMOレーダ ,  時分割多重 ,  *DOA推定 ,  *移動体測位

分類 (2件)： レーダ  (ND13010H) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (30件)：

• 大槻知明, 宏之,“時空間信号処理に基づく電波セキュリティシステム,” 信学技報,USN2009-5, May 2009.
• 香川正幸,吉田悠鳥,鈴木哲,栗田明,松井岳巳,“2つのマイクロ波レーダーを用いた就寝時高齢者見守りシステム-呼吸・心拍の非接触計測における体動対策,” 医療情報学,vol.30, no.2, pp.85-94, Oct. 2010.
• N. Maaref, P. Millot, C. Pichot, and O. Picon, “A study of UWB FM-CW radar for the detection of human beings in motion inside a building,” IEEE Trans. Geosci. Remote Sens., vol.47, no.5, pp.1297-1300, May 2009.
• 窪田裕介,金田重郎,芳賀博英,“マイクロ波ドップラーセンサを用いたジェスチャー認識システムの提案,” 情報システムと社会環境(IS),vol.2010-IS-111, no.1, pp.1-8, March 2010.
• 大槻知明,“電波を用いた行動・状態識別:電波センサ,” システム/制御/情報,vol.57, no.9, pp.380-385, 2013.

タイトルに関連する用語 (5件)： TDM ,  MIMOレーダ ,  ターゲット ,  DOA推定 ,  誤差解析