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J-GLOBAL ID：201802247195419951   整理番号：18A1841688

移動計測車両による河川堤防高把握の検討

HEIGHT MEASUREMENT OF RIVER BANK CROWN BY MMS

著者 (5件)： 間野耕司 (株式会社パスコ 技術統括本部) ,  井関禎之 (株式会社パスコ 技術統括本部) ,  森田真一 (株式会社パスコ 技術統括本部) ,  橘菊生 (株式会社パスコ パスコ総合研究所) ,  西山哲 (岡山大学 大学院 環境生命科学研究科)
資料名： 土木学会論文集 F3(土木情報学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F3 (Civil Engineering Informatics) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_53-I_64(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0254A  ISSN： 2185-6591  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,越水が発生する恐れが高い河川堤防の区間を漏れなく把握することを目的とし,移動計測車両(MMS)を用いて,堤防高把握ための計測手法,およびMMSで得られる3次元データ(MMS点群)から堤防高を把握する手法を検討した.計測手法の検討では,道路橋などが跨ぐ区間や樹木などとの隣接区間といった河川堤防で存在するGNSS不可視区間のMMS計測精度を実験計測から評価し,河川全体での堤防高の計測精度を確保する手法を整理した.また,堤防高の把握手法の検討では,堤防天端の平坦性と連続性に基づいたアルゴリズムにより,MMS点群から自動処置で堤防高を把握できる手法を提案し,実験計測に基づく評価から,その妥当性を確認した.その結果,従来手法では難しかった連続的な堤防高を0.1m以下の精度で把握できることが確認できた.(著者抄録)

シソーラス用語： *河川堤防 ,  *把握 ,  *高さ ,  越流 ,  洪水 ,  計測システム ,  データ ,  衛星航法 ,  範囲 ,  測定精度 ,  計測 ,  地形測量 ,  縦方向 ,  断面図 ,  点検 ,  GNSS ,  三次元データ ,  実験計測
準シソーラス用語： 河川堤防高把握 ,  *移動計測車両 ,  越流水深 ,  越流時間 ,  越水 ,  MMS ,  不可視区間 ,  計測精度 ,  MMS点群 ,  定期縦横断測量 ,  堤防点検

著者キーワード (4件)： continual height measurement of river bank crown ,  mobile mapping system ,  virtual reference station-global navigation satellite system ,  point cloud

分類 (2件)： 河川工事  (RC12030X) ,  一般測量  (RC02030S)

引用文献 (20件)：

• 1) 環境省:気候変動の観測・予測及び影響評価統合レポート「日本の気候変動とその影響 2012年度版」, <http://www.env.go.jp/earth/ondanka/rep130412/re-port_full.pdf>, (入手2017.5.29).
• 2) 服部泰士, 二瓶泰雄, 大槻順朗, 八木澤順治:実測データベースに基づく河川堤防の越流決壊・破損条件の検討, 土木学会論文集B1(水工学)Vol. 71, No. 4, pp. I_1285-1290, 2015.
• 3) 末次忠司:河川技術ハンドブック 総合河川学から見た治水・環境, pp. 239, 鹿島出版社, ,2010.
• 4) 国土交通省:鬼怒川堤防調査委員会 報告書,<http://www.ktr.mlit.go.jp/river/bousai/in-dex00000040.html>, (入手2017.5.20).
• 5) 常田賢一:平成27年9月関東・東北豪雨による破堤に伴う落掘に関する現地調査からの考察, 第3回地盤工学からみた堤防技術シンポジウム, pp.I-1, 2015.

タイトルに関連する用語 (3件)： 移動計測 ,  河川堤防 ,  把握