抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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金型を用いて被加工材の外形形状を拘束制御する新しい軸肥大加工法を開発し,肥大部を六角形状に造形する場合の実験を実施し,変形挙動に対して数式モデルによる解析を行った。その結果を下記に要約した。1)軸肥大部が金型の内孔表面に接触する前と後では軸肥大変形挙動が金型の内向壁からの反力の影響で明瞭に変化する。2)金型による外形拘束制御軸肥大加工では,荒造形加工工程と仕上げ造形加工工程が必要で,重要なポイントとなる。3)充填率ηは軸圧縮力Pと回転速度ωに依存し,それらの増大とともに向上する。4)外形拘束制御軸肥大加工の変形挙動は,変形拘束を受ける前の第一段階とその後の第二段階とからなる。5)この軸肥大変形挙動に対して二段階の工程を一つの式で表せる数式モデル化を図り,十分な充填率を得るまでに必要な回転回数を推定可能とした。6)上述の軸肥大変形挙動のモデル式は外形制御の軸肥大加工にとって重要であり,極めて有用である。