抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは知能化空間(iSpace)内の機器を操作するためのインタフェイスシステム(空間メモリシステム)を研究している。本論文では,空間メモリを作業支援に適用し,人の作業状況をセンサを用いて観測・評価・フィードバックすることで作業時間の短縮やミスの低減を図る方法を検討した。空間メモリシステムでは空間の物理的な位置と蓄積される情報を関連付けるSKT(Spatial-Knowledge-Tag)を任意の位置に配置できるので,SKTを作業場に配置することで作業を特定できる。また,本方法では,1)計測したい場所の決定の任意性,2)作業内容の変化や環境変更への対応,3)作業者自身による設定を要件とし,SKT配置を一般ユーザにもできるようにするために著者らが以前提案したSKT作成支援ツールを利用した。さらに,手順が正しいかを計測できるようにし,作業に要している時間も知ることができるように拡張した。具体的に,i)人の位置座標を用いてSKTのアクセス判定を行う空間メモリ中央処理部,ii)人の位置計測を行うZPS(Zone Positioning System),iii)作業状況を設定できるように拡張したSKT作成支援ツール,iv)ディスプレイ,ロボット,音声提示アプリケーションからなる作業支援システムを実現して検証実験を行った。