抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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極低濃度のヒ酸塩およびリン酸塩を同時定量する高感度分析法を確立し,南北太平洋亜熱帯域における空間分布を明らかにした。ヒ酸塩およびリン酸塩の高感度分析法は,長光路キャピラリーセルを導入した吸光光度分析を応用することで確立した。調査海域における表層混合層内のヒ酸塩濃度は<6-32nMの範囲で変動しており,特に西部北太平洋で低濃度であった(13±2nM)。リン酸塩濃度については<3-507nMの範囲で変動しており,ヒ酸塩と同様に西部北太平洋で低濃度であった(5±8nM)。西部北太平洋ではヒ酸塩,リン酸塩共に低濃度であったが,この領域内ではヒ酸塩:リン酸塩比が5を上回ることが多く,ヒ酸塩が生物生産に影響を及ぼしている可能性が示唆された。(著者抄録)