文献
J-GLOBAL ID:201902244905792104   整理番号:19A0896425

超氷温ジェルアイスを用いた解凍処理が冷凍カツオおよびマグロの脂質劣化指標に及ぼす影響

Effects of Super chilling (Super Hyo-On) Gel Ice Thawing on Thiobarbituric Acid Reactive Substance and α-Tocopherol Levels in Frozen Tuna and Bonito
著者 (5件):
資料名:
号: 20  ページ: 1-5  発行年: 2019年03月30日 
JST資料番号: F2245A  ISSN: 2432-2660  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
超氷温ジェルアイス(GI)は氷の直径が0.1~0.5mmという微細な球状をしており,海水とスラリー状に混合することによってジェル状の物性をもち,-3°C付近の超氷温域に保つことができる冷媒である。そこで本研究では,解凍時の冷媒としての超氷温GIの有用性を検証するため,超氷温GIによる冷凍カツオおよびマグロの解凍後の脂質劣化指標に及ぼす影響を評価した。解凍方法は,流水解凍,-1°C(氷温解凍区)および-3°Cに設定した超氷温GI(超氷温GI解凍区)での20時間解凍処理をおこなった。解凍処理後,可食部を採肉し,総脂質を抽出し,チオバルビツール酸反応陽性物質量(TBARS)とα-トコフェロール量を分析した。マグロにおいて,超氷温GI区のTBARSは,流水解凍区と比較して,有意に上昇した。しかし,氷温解凍区と比較して,その上昇は軽微であった。また,マグロの超氷温GI区のα-トコフェロール量は,流水解凍区と有意な差はなかった。一方,カツオにおいては,これら2つの指標に各解凍区間で変化はみられなかった。この魚種間でみられた解凍方法の違いによる各脂質劣化指標の変化の違いは,魚に含まれる脂質含量が影響していると考えられる。このことより超氷温GIは,氷温解凍よりも冷凍魚の脂質過酸化反応を抑制しながら,解凍することができる冷媒として有用であることが示唆された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品の品質  ,  食品の冷凍・冷蔵  ,  動物性水産食品 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (14件):
もっと見る

前のページに戻る