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J-GLOBAL ID：200902200754695294   整理番号：08A1082027

家庭における炊飯時および保存時のCO₂排出量

Practical determination of CO₂ emissions associated with rice cooking and preservation in a household environment

著者 (5件)： 津田淑江 (共立女短大) ,  堂薗寛子 (共立女短大) ,  小池恵 (共立女短大) ,  瀬戸美江 (共立女大) ,  大家千恵子 (奈良教大)
資料名： 日本調理科学会誌  (Journal of Cookery Science of Japan)
巻： 41  号： 5  ページ： 313-318  発行年： 2008年10月20日 
JST資料番号： Y0637A  ISSN： 1341-1535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CO₂排出量削減に向け持続可能な消費の取り組みが行われている。国や自治体などによる規制や規則が必要となる一方で,家庭においても資源を考えた行動を起こすことが重要となってきている。しかし消費者に対して家庭で調理することによって排出されるCO₂量に対する情報が少なく,具体的なCO₂削減の評価方法が示されていない。本研究では,家庭における食事作りに焦点を当て,その中で,炊飯と保存方法の違いによるCO₂排出量を算出した。さらに,環境家計簿の調査を行い,現状の把握とCO₂排出量の抑制方法の検討を行った。その結果,炊飯時のCO₂排出量は,食べる飯をその都度炊飯することにより低減できた。それに対し電子ジャーで保温した場合のCO₂排出量は増加した。飯を冷凍保存した場合,電子レンジ解凍に要する時間,CO₂排出量は,飯量が増えるごとに増加していた。(著者抄録)

シソーラス用語： *炊飯 ,  保温 ,  冷凍貯蔵 ,  環境影響 ,  実態調査 ,  *二酸化炭素排出量 ,  環境負荷 ,  環境負荷低減 ,  *調理
準シソーラス用語： *CO2排出量

分類 (2件)： 食品一般  (FJ01010Y) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (9件)：

• 環境省. 2005年度 (平成17年) の温室効果ガス排出量. http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h19
• 環境省. 国民運動の展開「うちエコ!」. http://www.team-6.jp. 2007
• 津田淑江. 持続可能な食生活を目指した食教育プログラムの開発 (第1報) 献立におけるライフサイクルエネルギーの算出. 家政誌. 2005, 56, 541-551
• 井元りえ. 持続可能な食生活を目指した食教育プログラムの開発 (第2報) 食教育プログラムの実践と評価. 家政誌. 2005, 56, 633-641
• 津田淑江. 調理時におけるライフサイクルCO_2排出量の実践的定量. 日本LCA誌. 2006, 2, 3, 288-297

タイトルに関連する用語 (4件)： 家庭 ,  炊飯 ,  保存 ,  CO2排出量