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J-GLOBAL ID：200902218685572173   整理番号：09A0389786

Zr-Ce-Pr-O系酸化物の相平衡と酸素放出・吸収特性

Zr-Ce-Pr-O Mixed Oxide Phases with High Oxygen Storage Capacity (OSC)

著者 (4件)： 室田忠俊 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  曽川幸助 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  松尾伸也 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  小俣孝久 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 73  号： 4  ページ： 262-267 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車の排ガス浄化触媒において酸素を放出・吸収する酸化物助触媒にZr-Ce-O系酸化物が使用されているが,1473Kの高温でも相安定で,573K以下の低温でも大きな酸素吸蔵能(OSC)を有する酸化物系が探究されている。Zr-Pr-O系の研究で,大きな酸素の不定比性を有するCaF₂構造の単相であるλ-(Zr_1/4Pr_3/4)O_2-y相をごく最近見出した。本研究では,本相が出現するx_Zr:x_Pr=1:組成比においてPrをCeで置換した種々(Zr_2/8Ce_x/8Pr_(6-x)/8)O_2-y(x=1~6)を共沈法で作製した。空気中1473Kで焼鈍,H₂中1373Kで還元,酸素中973Kで再酸化し,相状態の変化を調べた。さらにAr+5%H₂ガス中での昇温による酸素放出特性,及び酸素のパルス導入による酸素吸蔵能を調べた。

シソーラス用語： *触媒 ,  *酸化物 ,  酸化ジルコニウム ,  酸化セリウム ,  酸化プラセオジム ,  置換 ,  助触媒 ,  *相平衡 ,  酸素発生 ,  酸素吸収速度 ,  貯蔵 ,  不定比化合物 ,  熱安定性 ,  共沈 ,  酸化還元反応 ,  熱重量分析 ,  示差熱分析 ,  X線回折 ,  相組成 ,  結晶構造 ,  蛍石型結晶 ,  格子定数 ,  温度依存性 ,  *自動車排出ガス ,  蛍石型構造 ,  サイト占有 ,  *酸素吸蔵
準シソーラス用語： *自動車排気ガス ,  酸素放出 ,  *酸素貯蔵

分類 (1件)： その他の触媒  (CB06123Z)

引用文献 (13件)：

• 1) S. Otsuka-Yao, H. Morikawa, N. Izu and K. Okuda: J. Japan Inst. Metals 59(1995) 1237-1246.
• 2) M. Ozawa, M. Kimura and A. Isogai: J. Alloy. Compd. 193(1993) 73-75.
• 3) S. Otsuka-Yao-Matsuo, T. Omata, N. Izu and H. Kishimoto: J. Solid State Chem. 138(1998) 47-54.
• 4) N. Izu, T. Omata and S. Otsuka-Yao-Matsuo: J. Alloy. Compd. 270(1998) 107-114.
• 5) T. Omata, H. Kishimoto, S. Otsuka-Yao-Matsuo, N. Ohtori and N. Umesaki: J. Solid State Chem. 147(1999) 573-583.

タイトルに関連する用語 (6件)： Zr ,  Ce ,  Pr ,  酸化物 ,  相平衡 ,  酸素放出