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J-GLOBAL ID：200902222721804865   整理番号：09A0769653

製品の複雑性と市場の不確実性をモデレータとする新商品開発力と経営成果との関連性分析

The Impact of New Product Development Competencies on Financial Performance: Moderating Effect of Product Complexity and Market Uncertainty

著者 (4件)： 鈴木定省 (東京工大) ,  北村伸介 (日産自動車) ,  圓川隆夫 (東京工大) ,  ANANTANA Tanyanuparb (東京工大)
資料名： 品質  (Quality - JSQC)
巻： 39  号： 3  ページ： 386-396  発行年： 2009年07月15日 
JST資料番号： S0060B  ISSN： 0386-8230  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「製品の複雑性」と「市場の不確実性」が企業の新商品開発力や,新商品開発力と経営成果との関連性にどのような影響を及ぼすのかについて考察した。具体的には以下の3つの仮説を立て,実際の財務データに基づいて分析を行った。(1)新商品開発力は財務的な経営成果につながる,(2)企業は「製品の複雑性」と「市場の不確実性」に対応するために新商品開発力を高める,(3)「製品の複雑性」と「市場の不確実性」の程度によって,新商品開発力と経営成果との関連性に違いが見られる。分析の結果,新商品開発力と経営成果には有意な関連が見られること,その中で,相対的に「製品の複雑性」がモデレータとして大きな影響力を有していること,経営成果を高めるためには,適切な「ツール・IT活用力」に加え,「開発戦略・組織力」や「開発技術力」が重要なカギを握ること等を明らかにした。

シソーラス用語： *製品開発 ,  商品化 ,  新製品 ,  性質 ,  不確実性 ,  工学 ,  *企業業績 ,  生産性向上 ,  業績評価 ,  *統計解析
準シソーラス用語： 関連解析 ,  経営工学 ,  商品開発 ,  複雑性

分類 (1件)： 生産工学一般  (KB01000U)

引用文献 (15件)：

• 延岡健太郎. 製品開発の知識. 2002
• 入倉則夫. 新商品開発のためのスコアカードとその活用法の提案. 品質. 2005, 35, 4, 73-84
• CHEN, J. The impacts of speed-to-market on new product success : the moderating effects of uncertainty. IEEE Transactions on Engineering Management. 2005, 52, 2, 199-212
• GRIFFIN, A. The effect of project and process characteristics on product development cycle time. Journal of Marketing Research. 1997, 34, 1, 24-35
• 藤本隆宏編著. 成功する製品開発. 2000

タイトルに関連する用語 (10件)： 複雑性 ,  市場 ,  不確実性 ,  モデレータ ,  商品 ,  開発 ,  経営 ,  成果 ,  関連性 ,  分析