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J-GLOBAL ID:200902250820563369   整理番号:09A0710655

生米ヌカ,麦ヌカ,挽砕大麦,砕米を主成分とした配合飼料が黒毛和種雌牛肥育における生産性と肉質に及ぼす影響

著者 (6件):
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号: 87  ページ: 19-28  発行年: 2009年06月20日 
JST資料番号: Y0373A  ISSN: 0386-8419  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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滋賀県における旧来(昭和中期)を模した配合飼料を黒毛和種雌牛に給与し,その生産性と肉質及び食味性について検討した。黒毛和種雌牛15頭において,現在広く使用されているトウモロコシ等を主成分とした配合飼料(圧片トウモロコシ,圧片大麦,挽砕大麦,一般フスマ,大豆粕を配合)を給与する対照区7頭,旧来を模した配合飼料(生米ヌカ,麦ヌカ,挽砕大麦,砕米,一般フスマ,大豆粕を配合)を給与する試験区8頭に区分した。粗飼料は,両区とも稲ワラ,チモシーを規定量給与し,肥育期間は,前期16週,中期44週,後期32週の計92週間とした。発育値と推定TDN摂取量及び要求率は,試験期間を通じて両区間に有意な差を認めなかった。試験終了時の血中ビタミンA,総コレステロール値は,対照区よりも試験区で有意に低かった(P<0.05)。と畜後の枝肉格付において,両区間に有意な差は見られなかったが,筋肉内脂肪(胸最長筋)の不飽和脂肪酸(TUFA)及びモノ不飽和脂肪酸(MUFA)割合が対照区(TUFA:61.30%,MUFA:58.98%)よりも試験区(TUFA:64.67%,MUFA:61.89%)で有意に高い値を示した(P<0.05)。胸最長筋の遊離アミノ酸とペプチド含量,ならびに僧帽筋頸部のビタミンE含量は,両区間に有意な差は見られなかった。分析型パネルによる官能評価においては,焼肉(サーロイン,うちもも),煮肉及び煮汁(うちもも)で,対照区よりも試験区で食味特性の各項目ならびに牛肉としての総合評価が高くなる傾向が見られた。以上のことから,生米ヌカ,麦ヌカ,挽砕大麦,砕米を主成分とした配合飼料の黒毛和種雌牛への給与は,発育効率や枝肉格付など生産性に悪影響を及ぼすことなく,筋肉内脂肪(胸最長筋)の不飽和脂肪酸(TUFA)及びモノ不飽和脂肪酸(MUFA)割合を増加させるなど肉質改善に貢献し得ることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (2件):
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牛  ,  配合飼料 
引用文献 (24件):
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