文献

J-GLOBAL ID：200902254088499810   整理番号：09A0843461

天然アルデヒド及びアリルアルコールとカテキンのカップリング反応及びそのトリグリセライド-可溶生産物のラジカル捕捉活性

Coupling Reactions of Catechins with Natural Aldehydes and Allyl Alcohols and Radical Scavenging Activities of the Triglyceride-Soluble Products

著者 (5件)： FUDOUJI Ryusuke (Nagasaki Univ., Nagasaki, JPN) ,  TANAKA Takashi (Nagasaki Univ., Nagasaki, JPN) ,  TAGURI Toshitugu (Nagasaki Prefectural Inst. for Environmental Res. and Public Health, Nagasaki, JPN) ,  MATSUO Yosuke (Nagasaki Univ., Nagasaki, JPN) ,  KOUNO Isao (Nagasaki Univ., Nagasaki, JPN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 57  号： 14  ページ： 6417-6424  発行年： 2009年07月22日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： (+)-カテキンまたは(-)-エピガロカテキン-3-O-ガラートを,天然に存在するtrans-2-ヘキサナール,シトラール,(+)-シトロネラール,ゲラニオール,またはフィトールとともに加熱して,疎水性カテキン誘導体を調製した。どの反応も複雑な生成物となったが,11種類の化合物を単離して,分光法で特徴づけした。不飽和アルデヒドは,フラバンA環に結合した。さらに,アルデヒドとカテキンA環のC-8及び/又はC-6のC-C結合,そしてアルデヒドの不飽和炭素とフェノール性ヒドロキシル基の間のエーテル結合が観察された。アリルアルコールのゲラニオール及びフィトールはA環と同様にガロイル基でも反応した。トリグリセライドと水で分配すると,反応生成物の脂質層は強力なDPPHラジカル捕捉活性を示した。エピガロカテキン-3-O-ガラートは脂質層に移行しなかった。

シソーラス用語： *フラボノイド ,  多価フェノール ,  *アルデヒド ,  *カップリング反応 ,  トリグリセリド ,  可溶性 ,  *酸化防止 ,  精油 ,  誘導体化 ,  分光分析 ,  脂肪族アルコール ,  不飽和アルコール ,  アリル化合物 ,  オレフィン化合物 ,  鎖状ジテルペン ,  芳香族カルボン酸 ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリオール ,  脂肪族アルデヒド ,  鎖状モノテルペン ,  不飽和アルデヒド ,  酸素複素環化合物 ,  溶解性 ,  カテキン類 ,  ラジカル捕捉活性

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  食用油脂,マーガリン  (FJ09010C)

物質索引 (8件)： アリルアルコール ,  フィトール ,  エピガロカテキン3-O-ガラート ,  ヘキサナール ,  シトラール ,  シトロネラール ,  ゲラニオール ,  フラバン

タイトルに関連する用語 (6件)： アルデヒド ,  アリルアルコール ,  カテキン ,  カップリング反応 ,  トリグリセライド ,  ラジカル捕捉活性