特許
J-GLOBAL ID:200903001439940605

動圧流体軸受け装置およびこれを備えたモータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西教 圭一郎 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-235076
公開番号(公開出願番号):特開平10-080091
出願日: 1996年09月05日
公開日(公表日): 1998年03月24日
要約:
【要約】【課題】 潤滑流体のシール効果を高めることができ、また仮に潤滑流体が飛散したとしても飛散した潤滑流体を回収することができる動圧流体軸受け装置およびこれを備えたモータを提供すること。【解決手段】 軸部28および円盤状フランジ部32を有する軸部材24と、軸部材24に対して相対的に回転自在なスリーブ部材26と、スリーブ部材26と軸部材24との間隙に充填された潤滑流体62とを備えた動圧流体軸受け装置。軸部材の軸部にラジアル動圧軸受け手段52,54が設けられ、軸部材のフランジ部の一面にスラスト動圧軸受け手段58が設けられ、フランジ部32の他面と対向するキャップ部材44の内面には比較的広い範囲にわたって半径方向外方に向かって間隔が狭くなるテーパ60が形成され、潤滑流体62のシール界面はテーパ60に位置し、軸部材24には、スラスト動圧軸受け手段56によって発生するスラスト力に釣り合うスラスト力とは反対方向の力が作用する。また、このような動圧流体軸受け装置を備えたモータ。
請求項(抜粋):
軸部およびこの軸部から半径方向外方に突出し、軸部と一体的に回転する円盤状フランジ部を有する軸部材と、該軸部材との間に所定間隔をもって、軸部とスリーブ嵌合すると共に、フランジ部を囲繞し、軸部材に対して相対的に回転自在なスリーブ部材と、該スリーブ部材と軸部材との間の間隙に充填された潤滑流体とを具備する動圧流体軸受け装置を備えたモータにおいて、前記軸部材の軸部およびスリーブ部材の互いに対向する面の一方又は両方にラジアル動圧溝が設けられ、前記軸部材のフランジ部の一面およびこれに対向するスリーブ部材の第一対向面の一方又は両方にスラスト動圧溝が設けられ、前記軸部材のフランジ部の他面およびこれに対向するスリーブ部材の第二対向面の一方又は両方の、軸部に近い位置からフランジ部の周縁に至る比較的広い範囲に、半径方向外方に向かって間隔が狭くなるテーパが形成され、前記スリーブ部材のスリーブ嵌合部およびフランジ部を囲繞する部分の軸部材との間の間隙は連続していて、潤滑流体はスリーブ嵌合部の間隙からフランジ周面の間隙まで連続して充填され、前記軸部材およびスリーブ部材のいずれか一方にはステータが一体的に設けられ、他方にはロータマグネットが一体的に回転するように設けられ、それらステータとロータマグネットとは、前記スラスト動圧溝によって発生するスラスト支持力に釣り合うスラスト支持力とは反対方向の磁気背圧力を軸部材に作用するような相対的位置関係にあることを特徴とするモータ。
IPC (2件):
H02K 5/167 ,  F16C 17/10
FI (2件):
H02K 5/167 B ,  F16C 17/10 A
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 電動機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-329438   出願人:日本電産株式会社
  • 電動機の軸受装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-156021   出願人:三菱電機株式会社
  • スピンドルモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-355106   出願人:日本電産株式会社
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