特許
J-GLOBAL ID:200903012213702452
モータの制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (9件):
奥山 尚一
, 有原 幸一
, 松島 鉄男
, 河村 英文
, 吉田 尚美
, 中村 綾子
, 岡本 正之
, 深川 英里
, 森本 聡二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-049362
公開番号(公開出願番号):特開2009-207323
出願日: 2008年02月29日
公開日(公表日): 2009年09月10日
要約:
【課題】 キャリア信号を切り換えてもトルクショックを生じさせないモータの制御を行う。【解決手段】 周波数の異なる複数のキャリア信号に基づくPWM制御を行うモータの制御装置において、キャリア信号ごとに予め定められるタイミング遅延量にモータの回転速度を用いて角度補償信号を決める。角度補償信号によって補償したモータの回転角度を用いて比例積分制御を行うことにより、偏差の積分値の値を小さく保ち、キャリア信号の切り換えによって生じるトルクの変動を抑制する。角度補償信号は、好ましくは二つ計算され、2相/3相変換部および3相/2相変換部に対して異なる値が用いられる。さらに好ましくは、非干渉補償が実行される。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
モータの駆動電流をPWM制御するための制御装置であって、
外部から与えられる指令信号に応じてトルク成分と励磁成分とを有する2相電流指令信号を生成する電流指令部と、
モータを駆動する3相電流の測定信号から変換された2相電流測定信号と前記2相電流指令信号との間において、それぞれの信号のトルク成分同士および励磁成分同士の偏差に関して比例積分制御を行って、トルク成分および励磁成分を有する2相電圧指令信号を生成する電流比例積分制御部と、
モータの各時点における回転角度信号から計算される回転速度に応じて、互いに周波数の異なる複数のキャリア信号のいずれを用いるかを判定し、キャリア切換信号またはキャリア指定信号を生成するキャリア切換判定部と、
前記キャリア切換判定部からの前記キャリア切換信号または前記キャリア指定信号に応じて、キャリア信号ごとに予め定められる第1のタイミング遅延量に前記回転速度を乗じて第1の角度補償信号Δθ23を生成する第1の角度補償部と、
第1の角度補償部からの前記第1の角度補償信号Δθ23によってモータの前記回転角度信号を補償して得られる第1の補償済角度信号θ23を位相信号として用いて、前記電流比例積分制御部からの前記2相電圧指令信号を変換して、PWM出力タイミングを与える3相電圧指令信号を生成する2相/3相変換部と、
前記モータの前記回転角度信号を受信するための角度信号入力部を有し、該角度信号入力部へ入力される角度信号を位相信号として用いて、前記3相電流の測定信号を変換して前記2相電流測定信号のトルク成分および励磁成分を生成する3相/2相変換部と、
前記キャリア切換判定部からの前記キャリア切換信号または前記キャリア指定信号と前記3相電圧指令信号と互いに周波数の異なる複数のキャリア信号とを受信し、該3相電圧指令信号に応じたモータの駆動電流をPWM制御するためのデューティー制御信号を、前記キャリア切換信号または前記キャリア指定信号によって選択した一のキャリア信号が与えるタイミングによって生成するデューティー計算部と
を備えてなるモータ制御装置。
IPC (3件):
H02P 27/08
, H02P 21/00
, H02P 27/04
FI (2件):
H02P7/63 302K
, H02P5/408 A
Fターム (17件):
5H505AA16
, 5H505BB04
, 5H505BB05
, 5H505BB09
, 5H505CC02
, 5H505DD03
, 5H505EE41
, 5H505EE49
, 5H505EE55
, 5H505GG04
, 5H505JJ03
, 5H505JJ17
, 5H505JJ24
, 5H505JJ25
, 5H505JJ29
, 5H505LL22
, 5H505LL41
引用特許:
出願人引用 (1件)
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モータの制御装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-223211
出願人:トヨタ自動車株式会社
審査官引用 (4件)