特許
J-GLOBAL ID:200903012926184338
可変動弁機構
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-022089
公開番号(公開出願番号):特開平11-218008
出願日: 1998年02月03日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 クランク軸に伝達要素を介して連結された回転伝達部材と一体回転可能なハウジングに対して相対回転可能なベーンロータを遅角位置にロックするロック機構を有するカム位相可変装置において、ロック解除時にスプリング室から排出される油分による伝達要素の劣化を防止して伝達要素をベルトで構成可能とし内燃機関のコスト低減および軽量化を図る。【解決手段】 スプリング(80)のロック方向作用力に抗してロックピン(70)がロック穴(22b)から離脱するとき、スプリング室(71)内の油は、ベーン(44)に形成した溝(44i)及び呼吸孔(44j)とカムシャフト(10)に形成した面取り部分(10a)及び呼吸穴(10b)とを介して、伝達要素から隔絶されたシリンダヘッドカバー内の空間に排出される。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランク軸から伝達要素を介して回転力が伝達される回転伝達部材と一体回転可能な収容部材と、上記収容部材内に配されて上記収容部材との間に遅角側油室及び進角側油室を画成するベーン部を有し、上記内燃機関の吸気弁または排気弁の一方を開閉するカム部が形成されたカムシャフトと一体回転可能でかつ上記収容部材に対して相対回転可能なベーン部材と、上記遅角側油室または上記進角側油室に油圧を供給して上記ベーン部材を上記回転伝達部材に対して遅角側または進角側へ相対回転させる油圧供給手段と、上記ベーン部材または上記収容部材に形成した孔に配された可動体を付勢手段により付勢して上記収容部材または上記ベーン部材に形成したロック穴へ嵌入させる一方、上記遅角側油室または上記進角側油室への油圧供給が行われたときに上記可動体を上記ロック穴から離脱させるロック機構と、上記可動体または上記収容部材に設けられ上記付勢手段を収容する収容室と上記内燃機関のシリンダヘッドカバーが画成する空間とを連通させる連通路とを備えることを特徴とする可変動弁機構。
引用特許:
前のページに戻る