特許
J-GLOBAL ID:200903014770349628

無線通信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 志賀 正武 ,  村山 靖彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-034056
公開番号(公開出願番号):特開2007-215008
出願日: 2006年02月10日
公開日(公表日): 2007年08月23日
要約:
【課題】マルチユーザMIMOの指向性制御で、各無線局の伝達関数行列から行う干渉成分除去の演算を無線局の組合せ毎にせず、適した無線局を選択する無線通信方法を提供する。【解決手段】一つの第1の無線局と複数の第2の無線局とでMIMO通信する通信方法で、第1の無線局の送信は、第1のアンテナ群と複数の中の一つの第2のアンテナ群との間の伝達関数情報で構成される伝達関数行列または行列と行列のエルミート共役である行列との積のいずれかの行列の固有ベクトル及び固有値を求める過程と、固有ベクトルの中のベクトルに対し、該ベクトルの各成分の絶対値又は絶対値の近似値の中で最大値の成分のアンテナをメインビームに選択する過程と、第2の無線局毎に、固有値の絶対値の大きい方から所定の数だけ各固有ベクトルのメインビームの情報を記憶する過程と、該情報を参照し、メインビームが重複しない様に空間多重する信号系列又は端末局を選択する過程とを有する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
一つの第1の無線局と複数の第2の無線局により構成され、該第1の無線局は複数本のアンテナで構成される第1のアンテナ群を備え、該第2の無線局は複数本のアンテナで構成される第2のアンテナ群を備え、前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群および前記第2の無線局の全てないしはその一部の備える前記第2のアンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重してMIMO通信することが可能な無線通信システムにおける無線通信方法であって、 前記第1の無線局の送信処理は、 前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群と前記複数の第2の無線局の各第2のアンテナ群との間のMIMOチャネルの各伝達関数情報を取得する伝達関数行列取得ステップと、 前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群と複数の中の一つの前記第2の無線局の前記第2のアンテナ群との間の伝達関数情報により構成される伝達関数行列または該行列と該行列のエルミート共役である行列との積のいずれかの行列の固有ベクトル及び固有値を求める固有値算出ステップと、 求められた該固有ベクトルの中の全てまたは一部のベクトルに対し、第1のアンテナ群の中から該ベクトルの各成分の絶対値または絶対値の近似値の中で最大の値の成分を与えるアンテナをメインビームとして選択するメインビーム選択ステップと、 前記第2の無線局毎に、該第2の無線局の固有値の絶対値の大きい方から所定の数だけ各固有ベクトルのメインビームに関する情報を記憶するメインビーム情報記憶ステップと、 複数の前記第2の無線局に対して空間多重を行いながら信号を送信する際には、送信すべきデータの存在する宛先の前記第2の無線局をリストアップする宛先リストアップステップと、 リストアップされた第2の無線局に対して順番に、空間多重を行う行う数だけ固有値の小さい方から順番に固有ベクトルのメインビーム情報を読み出すメインビーム情報読出ステップと、 読み出されたメインビームが既に割り当て済みか否かを判断するメインビーム割当判断ステップと、 該判断で割り当て済みでない場合には当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施を判断し、一方、該判断で割り当て済みの場合には当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施不可と判断する送信不可判断ステップと、 該判断で当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施が判断された場合には該メインビーム及びまたは該メインビームに隣接するメインビームを割り当て済みとして記録するメインビーム割当記録ステップと を実施することを特徴とする無線通信方法。
IPC (3件):
H04J 15/00 ,  H04B 7/26 ,  H04B 7/04
FI (3件):
H04J15/00 ,  H04B7/26 B ,  H04B7/04
Fターム (10件):
5K022FF00 ,  5K059CC01 ,  5K067AA03 ,  5K067CC01 ,  5K067EE02 ,  5K067EE10 ,  5K067HH22 ,  5K067HH23 ,  5K067KK02 ,  5K067KK03
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (7件)
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引用文献:
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