特許
J-GLOBAL ID:200903014905745022
質量分析を用いたペプチド同定方法及び同定装置
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-004553
公開番号(公開出願番号):特開2007-187501
出願日: 2006年01月12日
公開日(公表日): 2007年07月26日
要約:
【課題】MSn分析により得られた質量スペクトルを基にペプチドのアミノ酸配列を決定する従来のプロテオーム解析用ソフトウエアでは、同定の信頼性が十分に高くなく1個のぺプチドに絞ることが難しい。【解決手段】既存のソフトウエアにより複数の候補ペプチドを選定した後、それぞれの候補ペプチド毎に、全てのフラグメントイオンの解離エネルギーを理論的に求め(S14)、各解離エネルギーと実測の質量スペクトルから得られるフラグメントイオン強度との相関性を示す相関係数を計算する(S15)。各候補ペプチド毎に得られた相関係数を比較し、最も相関の高いものを可能性の高いペプチドとして同定する。解離エネルギーを迅速に求めるために、ジペプチドを用いた簡単なモデルから全てのアミノ酸の組み合わせに対応する解離エネルギーを求めてこれをデータベース化しておく。【選択図】図2
請求項(抜粋):
MSn分析により取得された質量スペクトルデータに基づいて被検試料中のペプチド混合物のアミノ酸配列を決定するペプチド同定方法であって、
a)質量スペクトルデータに基づいて複数の候補ペプチドを選定する一次候補選定ステップと、
b)前記複数の候補ペプチドのそれぞれについて、全てのフラグメントイオンに対応した解離エネルギーを求める解離エネルギー取得ステップと、
c)前記複数の候補ペプチドのそれぞれについて、前記解離エネルギー取得ステップにより求められた解離エネルギーとそれに対応すると推定される前記質量スペクトルデータに基づく実測のフラグメントイオン強度との相関性を示す指標値を計算する相関性調査ステップと、
d)各候補ペプチド毎に得られた前記相関性を示す指標値に基づいて候補ペプチドを絞り込む二次候補選定ステップと、
を実行することを特徴とする質量分析を用いたペプチド同定方法。
IPC (1件):
FI (2件):
G01N27/62 V
, G01N27/62 D
Fターム (4件):
2G041CA01
, 2G041FA12
, 2G041GA09
, 2G041LA07
引用特許: