特許
J-GLOBAL ID:200903021581931649

耐応力緩和特性に優れた銅合金板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 梶 良之 ,  須原 誠 ,  竹中 芳通
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-156395
公開番号(公開出願番号):特開2007-107087
出願日: 2006年06月05日
公開日(公表日): 2007年04月26日
要約:
【課題】圧延方向に対して直角方向の耐応力緩和特性が高く、高強度、高導電率、優れた曲げ加工性を兼備したCu-Ni-Sn-P系合金を提供することを目的とする。【解決手段】Cu-Ni-Sn-P系合金において、特定条件での抽出残渣法により銅合金を溶解させた前記溶液を、目開きサイズ0.1μm のフィルターによって吸引ろ過した際の、フィルター上に抽出分離された抽出残渣におけるNi量を、銅合金中のNi含有量に対する割合で40%以下として、0.1μm を越える粗大なサイズのNi化合物を抑制するとともに、0.1μm 以下の微細なサイズのNi化合物を増加させ、圧延方向に対して直角方向の耐応力緩和特性を向上させる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
質量%で、Ni:0.1〜3.0%、Sn:0.01〜3.0%、P:0.01〜0.3%を各々含有し、残部銅および不可避的不純物からなる銅合金であって、下記抽出残渣法により目開きサイズ0.1μm のフィルター上に抽出分離された抽出残渣における下記Ni量が、前記銅合金中のNi含有量に対する割合で40%以下であることを特徴とする耐応力緩和特性に優れた銅合金。 ここで、上記抽出残渣法は、10質量%の酢酸アンモニウム濃度のメタノール溶液300mlに、10gの前記銅合金を浸漬し、この銅合金を陽極とする一方、白金を陰極として用いて、電流密度10mmA/cm2 で定電流電解を行い、この銅合金を溶解させた前記溶液を、目開きサイズ0.1μm のポリカーボネート製メンブレンフィルターによって吸引ろ過し、このフィルター上に未溶解物残渣を分離抽出するものとする。 また、上記抽出残渣中の上記Ni量は、前記フィルター上の未溶解物残渣を王水と水とを1対1の割合で混合した溶液によって溶解した後に、ICP発光分光法によって分析して求めるものとする。
IPC (4件):
C22C 9/06 ,  C22C 9/02 ,  C22F 1/02 ,  C22F 1/08
FI (5件):
C22C9/06 ,  C22C9/02 ,  C22F1/02 ,  C22F1/08 B ,  C22F1/08 G
引用特許:
出願人引用 (8件)
全件表示
審査官引用 (7件)
全件表示

前のページに戻る