特許
J-GLOBAL ID:200903025335354549
量子暗号通信装置および通信端末
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (4件):
宮田 正昭
, 山田 英治
, 佐々木 榮二
, 澤田 俊夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-037389
公開番号(公開出願番号):特開2008-205667
出願日: 2007年02月19日
公開日(公表日): 2008年09月04日
要約:
【課題】往復型光学系を特徴とする量子暗号通信装置において、量子暗号の性能等を低下させることなく、後方散乱光の影響を回避する。【解決手段】受信側端末102のレーザ光源121で発生するパルス光(信号光P1、参照光P2)は、通信路103を介して送信側端末101に送信され、そのパルス光が再度通信路103を介して受信側端末102に戻ってくる。音響光学素子111は、信号光P1を平均光子数が1個程度の微弱光になるように減衰すると共に、信号光P1および参照光P2の周波数を高い方向にシフトする。受信側端末102において、信号光P1、参照光P2の周波数は、光ファイバ内で発生する、周波数が同じか、低くなる後方散乱光の周波数とはずれたものとなる。これにより、信号光P1と参照光P2との干渉に対する雑音となる、参照光P2と後方散乱光との干渉が抑制される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
量子暗号に基づく通信処理を実行する量子暗号通信装置であって、
受信側通信端末と、送信側受信端末と、上記受信側通信端末および上記送信側通信端末とを結ぶ通信路とを備え、
上記受信側通信端末は、
パルス光を発生する光源と、
上記光源から発生されるパルス光を信号光および参照光に分岐する光分岐部と、
第1の光路と、
第2の光路と、
上記第1の光路または上記第2の光路に挿入される遅延器と、
上記光分岐部で分離され、上記第1の光路を通過した上記信号光、および上記光分岐部で分離され、上記第2の光路を通過した上記参照光を上記通信路に送出する第1の光送出部と、
上記通信路を介して上記送信側の通信端末から送られてくる上記信号光および上記参照光を分離する光分離部と、
上記光分離部で分離され、上記第1の光路を通過する上記参照光または上記第2の光路を通過する信号光にパルス毎にランダムな位相変調を加える第1の位相変調器と、
上記光分離部で分離され、上記第1の光路を通過した上記参照光、および上記光分離部で分離され、上記第2の光路を通過した上記信号光に基づいて通信情報を取得する通信情報取得部を有し、
上記送信側通信端末は、
上記通信路を介して上記受信側通信端末から送られてくる上記信号光および上記参照光を所定の光路を介して上記通信路に送出する第2の光送出部と、
上記所定の光路を通る上記信号光および上記参照光の周波数をシフトする周波数シフト部と、
上記所定の光路を通る上記信号光のレベルを減衰させる光減衰部と、
上記所定の光路を通る上記信号光にパルス毎に通信情報に対応した位相変調を加える第2の位相変調器を有し、
上記周波数シフト部および上記光減衰部は単一の音響光学素子で構成される
ことを特徴とする量子暗号通信装置。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (1件):
引用特許:
出願人引用 (1件)
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量子暗号通信装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2004-075195
出願人:日本電信電話株式会社
審査官引用 (5件)
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引用文献:
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