特許
J-GLOBAL ID:200903026532553134

筒内噴射エンジンの燃焼室構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田代 烝治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-267526
公開番号(公開出願番号):特開平10-115223
出願日: 1996年10月08日
公開日(公表日): 1998年05月06日
要約:
【要約】【課題】 ピストン上面での噴霧燃料の反射、拡散を利用して常に良好な成層燃焼を確保することのできる簡単な構成の筒内噴射エンジンの燃焼室構造を得ること。【解決手段】 ペントルーフ型の燃焼室を有するシリンダヘッドの燃焼室の頂上ほぼ中央位置から下方に向けて燃料噴射する噴射手段12、2つの吸気手段の間の位置で噴霧された燃料が直接かからない位置に着火部を設けた点火プラグ18、を設け、ピストン16の上面部のほぼ中央位置にはリング状頂上部22を有するカルデラ状のピストンキャビティ20を設けた。これにより、上記噴射された燃料は、ピストンキャビティ20内で良好に反射し拡散する。更に、拡散した燃料は、ピストン16の上昇動作並びに吸気手段からの空気吸入に伴うガス流動によって点火プラグ18側に流れ、安定した成層燃焼の確保に貢献する。また、噴霧燃料Fが中空円錐形状となるように噴射することによって、拡散をより効果的なものとすることができる。
請求項(抜粋):
ペントルーフ型燃焼室及び所定のガス流動の発生可能な状態で各々隣設された各2個の吸気手段及び排気手段を有するシリンダヘッドと、前記ペントルーフ型燃焼室形状に対応した凸形状を基本形状とする上面部を有するピストンと、を備える筒内噴射エンジンの燃焼室構造において、前記ペントルーフ型燃焼室の頂上ほぼ中央位置から燃料を下方に向けて噴射するように設置された噴射手段と、前記2個の吸気手段の間の位置で前記噴射された燃料が着火部に直接かからない位置に設置された点火プラグと、前記ピストンの上面部の前記噴射手段の下方位置に設けられ、他の部分より高さの高いリング状の頂上部及びその内側に設けられた所定の形状の凹部を有するカルデラ状のピストンキャビティと、を含むことを特徴とする筒内噴射エンジンの燃焼室構造。
IPC (3件):
F02B 23/10 ,  F02B 23/00 ,  F02F 3/26
FI (4件):
F02B 23/10 D ,  F02B 23/10 M ,  F02B 23/00 Y ,  F02F 3/26 C
引用特許:
審査官引用 (13件)
全件表示

前のページに戻る