特許
J-GLOBAL ID:200903034514591145

処理利得可変型CDMA通信方式及び送受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-058599
公開番号(公開出願番号):特開平10-242935
出願日: 1997年02月27日
公開日(公表日): 1998年09月11日
要約:
【要約】【課題】スペクトラム拡散の処理利得可変型CDMA通信方式における送信側の拡散回路の拡散符号発生器の数を減らし、受信側の相関検出用マッチドフィルタの数を減らして小型化,低消費電力化を図る。【解決手段】送信側拡散回路11の拡散符号発生器を最短周期の拡散符号発生器14の1個にしてn倍のシンボル速度に対してはn回の乗算を行うように構成し、受信側逆拡散回路23のマッチドフィルタを最短周期の拡散符号との相関をとる1個のみとし、n倍のシンボル速度に対しては、その出力とその出力を遅延させた出力とを加算した相関加算出力を切替出力するように構成した。
請求項(抜粋):
送信側がバースト毎に使用するスペクトラム拡散符号の処理利得を、受信側から得られる伝搬路の状況に応じて適応的に変化させる処理利得可変型CDMA通信方式において、予め定めたシンボル速度を基本シンボル速度とし該基本シンボル速度とそのn倍(nは整数)のシンボル長をもつシンボル速度からなるm個(mは整数)のシンボル速度群が設定され、前記送信側は、前記基本シンボル速度のシンボル長と等しい拡散符号長を有する最短周期符号を発生する手段を設け、受信側から得られる拡散符号周期切替信号によって切替えた前記シンボル速度群のうちの指定されたn倍のシンボル速度で送信データを一次変調した送信ベースバンド信号と、指定されたシンボル速度に対応する周期になるように前記最短周期拡散符号をn回繰り返し乗算することによって送信拡散信号を作成して送出し、前記受信側は、前記最短周期拡散符号に対応する最短周期の拡散符号パターンと相関をとるマッチドフィルタとそのn倍の相関を段階的にとるための遅延素子と加算回路とその相関出力を選択する切替器からなる逆拡散手段を設け、前記送信側からの受信拡散信号を前記逆拡散手段に入力して得られる受信相関出力を復調して復調データを得るとともに、該受信拡散信号から伝搬路の回線品質を推定検出してその状況に応じた拡散符号周期を前記拡散符号周期切替信号として前記送信側に送信データとともに送出するようにしたことを特徴とする処理利得可変型CDMA通信方式。
引用特許:
審査官引用 (9件)
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