特許
J-GLOBAL ID:200903047840013261
熱間鍛造後の焼きならしの省略可能な高温浸炭鋼の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
横井 健至
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-103503
公開番号(公開出願番号):特開2005-163168
出願日: 2004年03月31日
公開日(公表日): 2005年06月23日
要約:
【課題】 高温浸炭時の粗大粒を防止し、熱間鍛造後の焼きならし省略可能な結晶粒粗大化防止に優れた高温浸炭鋼の製造。【解決手段】 質量%で、C:0.1〜0.35%、Si:0.05〜0.5%、Mn:0.2〜2.0%を含有し、さらにTi又はNbの1種又は2種を0.1〜0.3%含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼素材を1250°C以上で熱間加工し、TiC又はTiCN又はNb(CN)を固溶させて熱間鍛造前のTiC又はTiCN又はNb(CN)析出物の内10〜100nmの粒子を30個/μm2以上とし、1100°C以下で熱間鍛造して鍛造終了後から500°Cまでの範囲を2°C/sec以下の冷却速度で冷却し、熱間鍛造後はベイナイト組織が5%以下、残部がフェライト・パーライト組織とし、硬さ200Hv以下、1000°C以上で浸炭した時に結晶粒度が7番以上かつ結晶粒度が3番以上異なる粗大粒が20%未満とする製造方法。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.1〜0.35%、Si:0.05〜0.5%、Mn:0.2〜2.0%を含有し、さらにTiまたはNbから選択した1種または2種を0.1〜0.3%含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼素材を熱間圧延時に加熱温度を1度もしくは2度以上にわたって1250°C以上とし、1250°C以上の温度で熱間圧延して鋼材を製造してTiCあるいはTiCNもしくはNb(CN)を固溶させ、熱間鍛造前に析出したTiCあるいはTiCNもしくはNb(CN)の析出物のうち、10〜100nmの粒子が30個/μm2以上において、さらに加熱温度および加工温度を1100°C以下として該鋼材を熱間鍛造し、鍛造終了から500°Cまでの温度範囲を2°C/sec以下の冷却速度で冷却することにより、熱間鍛造後の組織は5%以下のベイナイト組織と残部のフェライト・パーライト組織からなり、硬さは200Hv以下であり、1000°C以上で浸炭した時のオーステナイト結晶粒度は7番以上でかつ結晶粒度が3番以上異なる粗大粒は20%未満であることを特徴とする熱間鍛造後の焼きならしの省略可能な高温浸炭鋼の製造方法。
IPC (9件):
C22C38/00
, B21J1/02
, B21J5/00
, B21K1/30
, C21D9/28
, C21D9/32
, C21D9/40
, C22C38/14
, C22C38/58
FI (9件):
C22C38/00 301N
, B21J1/02 Z
, B21J5/00 A
, B21K1/30
, C21D9/28 A
, C21D9/32 A
, C21D9/40 A
, C22C38/14
, C22C38/58
Fターム (25件):
4E002AA07
, 4E002AC12
, 4E002BC07
, 4E002BD08
, 4E002BD09
, 4E002CB01
, 4E087BA02
, 4E087CB01
, 4E087DB16
, 4E087HA01
, 4E087HA31
, 4E087HA41
, 4K042AA14
, 4K042AA18
, 4K042AA22
, 4K042BA10
, 4K042CA06
, 4K042CA08
, 4K042CA09
, 4K042CA10
, 4K042CA12
, 4K042DA06
, 4K042DC02
, 4K042DE01
, 4K042DE06
引用特許:
出願人引用 (2件)
審査官引用 (6件)
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