特許
J-GLOBAL ID:200903048042398550
セルロース混合脂肪酸エステル、その製造方法及びそれを用いた光学フィルム
発明者:
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-317322
公開番号(公開出願番号):特開2008-127535
出願日: 2006年11月24日
公開日(公表日): 2008年06月05日
要約:
【目的】重合度が高くても不純物の少ないセルロース混合脂肪酸エステル(特に、セルロースアセテートアシレート)及びその製造方法を提供する。【構成】セルロース混合脂肪酸エステルを製造する場合、活性化処理を50°C以下の温度で少なくとも8時間以上行うことにより異物量が少なくなる。 更に、アシル化溶媒(有機カルボン酸など)によるセルロースの第1の処理工程と、この第1の処理工程の後、アシル化触媒(硫酸など)及びアシル化溶媒(有機カルボン酸など)による第2の処理工程とで構成する。さらにエステル化開始からの温度を所定時間低温に保つことによりよりこれらの活性化処理工程の効果が向上する。また熟成工程終了時のアシル化触媒(硫酸など)の中和を多段階で行うことにより残存硫酸量を少なくすることができ、熟成工程終了時の反応生成物を精密ろ過するのに好適なセルロース混合脂肪酸エステルが得られることを見出した。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
下記方法で測定した10μm以上の輝点異物が12個/mm3以下であるセルロース混合脂肪酸エステル。
(輝点異物の測定方法)
セルロース混合脂肪酸エステルをメチレンクロライド/メタノール=9/1(重量比)混合溶媒に溶解し、20重量%(固形分濃度)の溶液(ドープ)を得る。このドープをスライドグラス上に流延・乾燥し、厚さ100μm程度のフィルム状サンプルを得る。このサンプルを偏光顕微鏡で暗視野下で観察し、面積6.4mm2内にある最大長さが10μm以上の輝点異物を数え、別途測定した正確なフィルムの厚みで補正し、単位体積(1mm3)あたりの異物数を求める。異なるドープから製膜したフィルム5枚について同様の測定を行い、それらの平均値を算出し、輝点異物の数とする。
IPC (3件):
C08B 3/16
, G02B 5/30
, C08B 3/18
FI (3件):
C08B3/16
, G02B5/30
, C08B3/18
Fターム (25件):
2H049BA02
, 2H049BB33
, 2H049BB49
, 2H049BC01
, 2H049BC09
, 2H049BC22
, 4C090AA02
, 4C090AA05
, 4C090AA08
, 4C090BA25
, 4C090BB65
, 4C090BB72
, 4C090BB82
, 4C090BB84
, 4C090BB97
, 4C090BD14
, 4C090BD31
, 4C090BD35
, 4C090BD36
, 4C090BD37
, 4C090CA38
, 4C090CA39
, 4C090DA01
, 4C090DA10
, 4C090DA32
引用特許:
出願人引用 (11件)
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審査官引用 (5件)
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