特許
J-GLOBAL ID:200903048686899436
キラルホスフィン、その遷移金属錯体および不斉反応でのその使用
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高木 千嘉 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-525000
公開番号(公開出願番号):特表2003-509513
出願日: 2000年09月19日
公開日(公表日): 2003年03月11日
要約:
【要約】キラルリガンドおよび、不斉反応で有用なこのようなキラルリガンドをベースとする遷移金属の錯体が開示されている。キラルリガンドにはC1〜C6TunaPhosリガンドが含まれる。ルテニウムTunaPhos錯体はケトンを、エナンチオ選択性が95〜99.6%である対応するアルコールに還元する。キラルリガンドの遷移金属錯体は、不斉水素化、ハイドライドトランスファー、ヒドロシリル化、ヒドロボレート化、ヒドロビニル化、ヒドロホルミル化、ヒドロカルボキシル化、異性化、アリルアルキル化、シクロプロパン化、Diels-Alder反応、Heck反応、Aldol反応、Michael付加およびエポキシド化反応のような不斉反応で有用である。
請求項(抜粋):
AからZ、AA、BBおよびCC: 【化1】 【化2】 【化3】[式中、『ブリッジ1』はC=O、C=S、SO2、PO(OR1)、PO(NHR1)、PO(NR1R2)、2価のフェニル、置換された2価のフェニル、2,2′-2価基-1,1′-ビフェニル、置換された2,2′-2価基-1,1′-ビフェニル、2,2′-2価基-1,1′-ビナフチル、置換された2,2′-2価基-1,1′-ビナフチル、1,1′-フェロセン、置換された1,1′-フェロセン、nが1〜8の範囲の整数であるSiR12(CH2)nおよび、n、mがそれぞれ独立に1〜8の整数であり、X1がO、S、NR3、PR32、+NR32、+PR32、2価のアリール、2価の縮合アリール、2価で5員環の複素環基および2価の縮合複素環基からなる群から選択される(CR22)nX1(CR22)mからなる群から選択され; 『ブリッジ2』はNH、O、単結合、nがそれぞれ独立に1から8の整数である(CH2)n、O(CH2)nO、NH(CH2)nNH、2価のフェニル、置換された2価のフェニル、2価のフェニルアミン、置換された2価のフェニルアミン、2,2′-2価基-1,1′-ビフェニル、置換された2,2′-2価基-1,1′-ビフェニル、2,2′-2価基-1,1′-ビナフチル、置換された2,2′-2価基-1,1′-ビナフチル、1,1′-フェロセン、置換された1,1′-フェロセンおよび、n、mがそれぞれ独立に1〜8の整数であり、X1がO、S、NR3、PR32、+NR32、+PR32、2価のアリール、2価の縮合アリール、2価で5員環の複素環基および2価の縮合複素環基からなる群から選択されるO(CR22)nX1(CR22)mO、NH(CR22)nX1(CR22)mNHおよび(CR22)nX1(CR22)mからなる群から選択され; 『ブリッジ3』はSO2、CO、COCO、nが1〜8の整数であるOC(CH2)nCO、(CH2)n、Arが2価のフェニル、置換された2価のフェニル、2,2′-2価基-1,1′-ビフェニル、置換された2,2′-2価基-1,1′-ビフェニル、2,2′-2価基-1,1′-ビナフチル、置換された2,2′-2価基-1,1′-ビナフチル、1,1′-フェロセン、置換された1,1′-フェロセンであるCOArCOおよび、n、mがそれぞれ独立に1〜8の整数であり、X1がO、S、NR3、PR32、+NR32、+PR32、2価のアリール、2価の縮合アリール、2価で5員環の複素環基および2価の縮合複素環基からなる群から選択されるCO(CR22)nX1(CR22)mCOからなる群から選択され; 各R1は独立にアリール、アルキル、アルカリール、アルアルキルおよび、置換基がカルボン酸、アルコキシ、ヒドロキシ、アルキルチオ、チオールおよびジアルキルアミノからなる群から選択されるそれらの基の置換誘導体からなる群から選択され; R2およびR3はそれぞれ独立にアリール、アルキル、置換アリールおよび置換アルキル基からなる群から選択され; 上記の置換された2価フェニル、2価フェニルアミン、ビフェニル、ビナフチルおよびフェロセン誘導体はそれぞれ、アリール、置換アリール、アルキル、ヘテロ原子、F、Cl、Br、I、COOR1、SO3R1、PO3R12、OR1、SR1、PR12、AsR12、SbR12、OAr、ニトロ、アミノ、ビニル、置換ビニルおよびスルホン酸からなる群から選択される少なくとも1つの置換基を含み、 RおよびR′はそれぞれ独立にアリール、アルキル、アルカリール、アルアルキルおよび、置換基がカルボン酸、アルコキシ、ヒドロキシ、アルキルチオ、チオール、ジアルキルアミノ基からなる群から選択されるこれらの基の置換誘導体からなる群から選択され; XおよびX′はそれぞれ独立にアリール、アルキル、アルカリール、アルアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アルキルチオ、チオール、第1級アミン、第2級アミンおよびArNHからなる群から選択され; ZおよびZ′はそれぞれ独立にハロゲン、アルキル、アリール、アリールオキシ、ニトロ、アミノ、ビニル、置換ビニルおよびスルホン酸からなる群から選択され;また Q、Q′、Y、Y′、TおよびT′はそれぞれ独立にアリール、アルキル、アルカリール、アルアルキルおよび、置換基がカルボン酸、アルコキシ、ヒドロキシ、アルキルチオ、チオールおよびジアルキルアミノからなる群から選択されるこれらの基の置換誘導体からなる群から選択される]によって表される化合物からなる群から選択されるリガンド。
IPC (10件):
C07F 9/50
, B01J 31/24
, C07B 53/00
, C07C 51/367
, C07C 59/01
, C07F 9/645
, C07F 9/653
, C07F 9/655
, C07F 15/00
, C07B 61/00 300
FI (11件):
C07F 9/50
, B01J 31/24 Z
, C07B 53/00 B
, C07C 51/367
, C07C 59/01
, C07F 9/645
, C07F 9/653
, C07F 9/655
, C07F 15/00 A
, C07F 15/00 C
, C07B 61/00 300
Fターム (48件):
4G069AA04
, 4G069AA06
, 4G069AA08
, 4G069BA01A
, 4G069BA02A
, 4G069BA07A
, 4G069BA22A
, 4G069BA27A
, 4G069BA27B
, 4G069BC26A
, 4G069BC31A
, 4G069BC50A
, 4G069BC54A
, 4G069BC59A
, 4G069BC64A
, 4G069BC68A
, 4G069BC74A
, 4G069BC75A
, 4G069BD03A
, 4G069BE13A
, 4G069BE21A
, 4G069BE26A
, 4G069BE26B
, 4G069BE32A
, 4G069BE33A
, 4G069BE34A
, 4G069BE34B
, 4G069BE38A
, 4G069BE38B
, 4G069CB57
, 4G069DA02
, 4G069FA01
, 4H006AA02
, 4H006AA05
, 4H006AC41
, 4H006AC81
, 4H006BA23
, 4H006BA25
, 4H006BA48
, 4H006BE20
, 4H006BN10
, 4H006BS10
, 4H039CA60
, 4H039CB20
, 4H050AA01
, 4H050AA02
, 4H050AB40
, 4H050WB11
引用特許:
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