特許
J-GLOBAL ID:200903049038660297

電力系統のインピーダンス測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 恵二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-244537
公開番号(公開出願番号):特開2008-064684
出願日: 2006年09月08日
公開日(公表日): 2008年03月21日
要約:
【課題】固定周波数サンプリング方式によって、しかも複数の次数の離散フーリエ変換を必要とせずに、注入周波数のインピーダンスまたはアドミタンスを精度良く測定する。【解決手段】このインピーダンス測定装置10は、電力系統2に注入周波数mの注入電流Jm を注入する注入装置20と、固定周波数サンプリング方式で電力系統2の注入周波数mのインピーダンスZm またはアドミタンスYm を測定する測定装置30とを備えている。測定装置30は、電力系統の基本波周波数成分および高調波周波数成分を除去して出力するコムフィルタ44、45と、それらから与えられる電圧、電流から、窓関数を掛けた離散フーリエ変換によって、注入周波数mの電圧、電流を抽出する演算器48、50とを備えている。注入装置20は、注入電流として、演算器48、50において離散フーリエ変換に用いる基本波周波数の自然数倍の周波数の注入電流Jm を注入する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
(1)電力系統に、当該電力系統の定格基本波周波数の1倍よりも大きい非整数倍の注入周波数の注入電流を注入する注入装置と、 (2)前記電力系統における前記注入周波数の電圧および電流をサンプリング周波数一定の固定周波数サンプリング方式で測定して、当該注入周波数の電圧および電流から、前記電力系統の前記注入周波数のインピーダンスまたはアドミタンスを測定する測定装置とを備えるインピーダンス測定装置であって、 (3)前記測定装置は、 (a)前記電力系統の電圧を計測して得られる計測電圧をA/D変換して出力する第1A/D変換器と、 (b)前記電力系統の電流を計測して得られる計測電流をA/D変換して出力する第2A/D変換器と、 (c)前記第1A/D変換器から与えられる電圧から、電力系統の基本波周波数成分および高調波周波数成分を除去して出力する第1コムフィルタと、 (d)前記第2A/D変換器から与えられる電流から、電力系統の基本波周波数成分および高調波周波数成分を除去して出力する第2コムフィルタと、 (e)前記第1コムフィルタから与えられる電圧から、窓関数を掛けた離散フーリエ変換によって、前記注入周波数の電圧を抽出する第1演算手段と、 (f)前記第2コムフィルタから与えられる電流から、窓関数を掛けた離散フーリエ変換によって、前記注入周波数の電流を抽出する第2演算手段と、 (g)前記第1演算手段から与えられる前記注入周波数の電圧および前記第2演算手段から与えられる前記注入周波数の電流に基づいて、前記注入周波数のインピーダンスまたはアドミタンスを演算する第3演算手段とを備えており、 (4)前記注入装置は、前記注入電流として、前記第1演算手段および第2演算手段において離散フーリエ変換に用いる基本波周波数の自然数倍の周波数の注入電流を注入するものである、ことを特徴とするインピーダンス測定装置。
IPC (1件):
G01R 27/16
FI (1件):
G01R27/16
Fターム (12件):
2G028AA01 ,  2G028AA05 ,  2G028BF01 ,  2G028CG08 ,  2G028DH05 ,  2G028DH11 ,  2G028GL06 ,  2G028GL07 ,  2G028GL09 ,  2G028HN15 ,  2G028HN16 ,  2G028MS01
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特許第3367371号公報(段落0029、0079、図1、図6)
  • 特許第3788212号公報(段落0008-0011、図1)
審査官引用 (9件)
  • 配電線搬送装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-221713   出願人:日新電機株式会社
  • 応答計測装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-289971   出願人:株式会社小野測器
  • 特開平4-345550
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