特許
J-GLOBAL ID:200903050166151344

NMRシグナルの帰属方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 佐伯 憲生 ,  一入 章夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-076979
公開番号(公開出願番号):特開2007-255910
出願日: 2006年03月20日
公開日(公表日): 2007年10月04日
要約:
【課題】安定同位体元素でラベル化されたポリペプチド混合物を利用したタンパク質のNMR測定で得られるシグナルの帰属法を提供する。【解決手段】1)n個のアミノ酸残基からなるポリペプチドPnのアミノ酸配列X1-・・・-Xnを決定し、2)決定したアミノ酸配列X1-・・・-Xnからなる安定同位体元素によりラベル化されたポリペプチドPnの混合物を合成する。3)更に、アミノ酸X1、X2、・・・Xnにそれぞれ対応する合成用アミノ酸カクテルx1’、x2’、・・・xn’を用いて、1)で決定したアミノ酸配列X1-・・・-Xnからなる安定同位体元素によりラベル化されたポリペプチドPn’の混合物を合成する。2)で合成したポリペプチドPnの混合物と3)で合成したポリペプチドPn’の混合物についてそれぞれNMR測定を行い、対応するシグナル間のシグナル強度比を計算して各シグナルの帰属を決定する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
下記の工程を含む、ポリペプチドを対象としたNMR測定法により得られたシグナルの帰属方法: 1)n個のアミノ酸残基からなるポリペプチドPnのアミノ酸配列X1-・・・-Xnを決定する工程、ここでXは任意のアミノ酸を、nは2以上の任意の整数を示す、 2)アミノ酸X1、X2、・・・Xnにそれぞれ対応する合成用アミノ酸カクテルx1、x2、・・・xnを用いて、1)で決定したアミノ酸配列X1-・・・-Xnからなる安定同位体元素によりラベル化されたポリペプチドPnの混合物を合成する工程、ここで該カクテルは安定同位体元素でラベル化されたアミノ酸と当該安定同位体元素でラベル化されていないアミノ酸との混合物であり、かつ前記ポリペプチドPnを対象としたNMR測定で得られるシグナルの帰属を行おうとするアミノ酸残基に対応するアミノ酸カクテルにおけるラベル化されたアミノ酸の含有比率が、他の全てのアミノ酸残基に対応するアミノ酸カクテルにおけるラベル化されたアミノ酸の含有比率とは異なる、 3)アミノ酸X1、X2、・・・Xnにそれぞれ対応する合成用アミノ酸カクテルx1’、x2’、・・・xn’を用いて、1)で決定したアミノ酸配列X1-・・・-Xnからなる安定同位体元素によりラベル化されたポリペプチドPn’の混合物を合成する工程、ここで該カクテルは安定同位体元素でラベル化されたアミノ酸と当該安定同位体元素でラベルされていないアミノ酸との混合物であり、かつ前記ポリペプチドPnを対象としたNMR測定で得られるシグナルの帰属を行おうとするアミノ酸残基に対応するアミノ酸カクテルにおけるラベル化されたアミノ酸の含有比率が全て同一である、 4)2)で合成したポリペプチドPnの混合物と3)で合成したポリペプチドPn’の混合物についてそれぞれNMR測定を行う工程、及び 5)4)で得られたそれぞれ対応するシグナル間のシグナル強度比を計算して、各シグナルの帰属を決定する工程。
IPC (2件):
G01R 33/465 ,  G01N 24/08
FI (2件):
G01N24/08 510Q ,  G01N24/08 510D
Fターム (8件):
4H045AA30 ,  4H045BA18 ,  4H045BA71 ,  4H045CA50 ,  4H045EA50 ,  4H045FA34 ,  4H045FA57 ,  4H045FA74
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • WO2002/033406
  • NMRシグナル帰属方法
    公報種別:再公表公報   出願番号:JP2005001872   出願人:三菱化学株式会社
審査官引用 (6件)
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