特許
J-GLOBAL ID:200903051971924534
再石灰化促進剤
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (3件):
平木 祐輔
, 藤田 節
, 島村 直己
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2004009443
公開番号(公開出願番号):WO2005-003753
出願日: 2004年07月02日
公開日(公表日): 2005年01月13日
要約:
Caなどの金属イオンを可溶性に維持する機能と、歯の初期う蝕を修復する再石灰化作用を促進する機能などの特性を有する物質や組成物を食品、飲料、調味料、味質改善剤、口腔衛生剤、洗剤、金属補給剤、金属吸収促進剤、化粧品、飼料、肥料に利用する。 本発明は、リン酸でん粉、リン酸マルトデキストリン、還元リン酸マルトデキストリン、リン酸オリゴ糖、還元リン酸オリゴ糖、有機酸、及び糖類からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む組成物であって、特定の再石灰化試験反応においてカルシウム沈着率が5%以上、好ましくは10%以上となる作用を有する再石灰化促進剤;並びに前記再石灰化促進剤を含有することを特徴とする食品、飲料、調味料、味質改善剤、口腔衛生剤、洗剤、金属補給剤、金属吸収促進剤、化粧品、飼料又は肥料に関する。
請求項(抜粋):
下記の再石灰化試験測定法において、カルシウム可溶化率及びカルシウム沈着率を指標としてリン酸カルシウムの再石灰化促進作用を評価する方法。
再石灰化試験測定法:
(i)試料溶液の調製
試料を水に溶解し、pHを6.5〜7.0に調整して試料溶液を調製する。同一試料で同一添加量のヒドロキシアパタイト無添加反応とヒドロキシアパタイト添加反応を同時進行で行う。
(ii)ヒドロキシアパタイト無添加反応
ガラス製反応用容器に、緩衝液(pH7.0)、KH2PO4溶液、水及び(i)で得た試料溶液を入れる。得られた試料混合液の入った反応用容器を36±0.3°Cの恒温槽に10分間以上静置してから、試料混合液のpHを7.00±0.02に調整する。pHの調整を終えた試料混合液は前記恒温槽に戻して10分間以上静置する。次いで、36±0.3°CでpHを7.00±0.02に調整された試料混合液に水を投入してからCaCl2溶液を投入し、前記恒温槽に静置して反応を開始する。反応終了後、反応液の一部を採取して、遠心分離した後、上清を回収して、可溶性のカルシウム濃度を測定する。
(iii)ヒドロキシアパタイト添加反応
CaCl2溶液を投入する前に、水の代わりにヒドロキシアパタイト懸濁液を加えることを除いて、(ii)のヒドロキシアパタイト無添加反応の場合と同様に、同一試料で同一添加量の反応を行い、反応終了液の可溶性のカルシウム濃度を測定する。
(iv)カルシウム可溶化率の算出
ヒドロキシアパタイト無添加の反応終了液における可溶性のカルシウム濃度を測定し、下記式からCa可溶化率を求める。
カルシウム可溶化率(%)=[ヒドロキシアパタイト無添加反応終了液上清の可溶性カルシウム/反応液に添加したカルシウム]×100
(v)カルシウム沈着率の算出
同一試料で同一添加量の反応において、ヒドロキシアパタイト無添加反応の終了液における可溶性のカルシウム濃度からヒドロキシアパタイト添加反応の終了液における可溶性のカルシウム濃度を差し引いた値の、反応液に添加したヒドロキシアパタイトに対する比率をカルシウム沈着率と設定し、下記式で求める。
カルシウム沈着率(%)={[ヒドロキシアパタイト無添加反応終了液上清の可溶性カルシウム-ヒドロキシアパタイト添加反応終了液上清の可溶性カルシウム]/反応液に添加したヒドロキシアパタイト}×100
IPC (2件):
FI (2件):
G01N33/00 D
, G01N31/00 A
Fターム (2件):
引用特許:
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