特許
J-GLOBAL ID:200903052192985736

保持器付ころ軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小山 武男 ,  大田 隆史 ,  小山 欽造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-106260
公開番号(公開出願番号):特開2007-278406
出願日: 2006年04月07日
公開日(公表日): 2007年10月25日
要約:
【課題】軸受内部の温度上昇及び動トルクの増大を抑えて、高速運転を可能にすべく、各球面ころ3と保持器4bとの相対変位量を小さくする。又、これら各球面ころ3の転動面と各柱部8b、8bの円周方向側面の径方向端縁部11、11とがエッジ当たりする事を防止する。【解決手段】上記各柱部8b、8bの円周方向側面を、外径側凹曲面部12と内径側凹曲面部13とを連続させて成る、ゴシックアーチ状の複合曲面とする。又、これら各凹曲面部12、13の曲率半径を、上記各球面ころ3の転動面の円周方向に関する曲率半径よりも大きくする。これにより、各ポケット9、9内での上記各球面ころ3の変位に拘わらず、これら各球面ころ3の転動面と上記各径方向端縁部11、11との間に、比較的大きな隙間を介在させる。この様な構成により、上記課題を解決できる。【選択図】図3
請求項(抜粋):
内周面に外輪軌道を有する外輪と、外周面に内輪軌道を有する内輪と、これら外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個のころと、これら各ころを転動自在に保持する複数のポケットを備えた保持器とから成り、この保持器は、円環状のリム部と、それぞれの基端部をこのリム部の軸方向側面の円周方向複数個所に結合した状態で上記各ころの軸方向に配置され、それぞれの先端部を他の部分に結合しない自由端とした複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う柱部同士の間部分を上記各ポケットとしたものであり、上記保持器の径方向に関する位置決めを、上記各柱部の円周方向側面と上記各ころの転動面との係合により規制している保持器付ころ軸受に於いて、上記各柱部の円周方向側面の断面形状のうち、上記保持器の径方向に関する断面形状を、上記各ころの転動面の円周方向に関する曲率半径よりも大きな曲率半径を有する2以上の凹円弧の端縁同士を連続させた形状とする事により、上記各ポケット内での上記各ころの変位に拘らず、これら各ころの転動面と上記各柱部の円周方向側面の径方向端縁部とが当接する事を防止した事を特徴とする保持器付ころ軸受。
IPC (4件):
F16C 33/48 ,  F16C 33/36 ,  F16C 19/38 ,  F16C 23/08
FI (4件):
F16C33/48 ,  F16C33/36 ,  F16C19/38 ,  F16C23/08
Fターム (21件):
3J012AB11 ,  3J012AB20 ,  3J012BB03 ,  3J012DB01 ,  3J012DB02 ,  3J012EB01 ,  3J012FB11 ,  3J012GB10 ,  3J101AA12 ,  3J101AA32 ,  3J101AA43 ,  3J101AA54 ,  3J101AA62 ,  3J101BA02 ,  3J101BA23 ,  3J101BA44 ,  3J101FA06 ,  3J101FA31 ,  3J101GA01 ,  3J101GA31 ,  3J101GA36
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 自動調心ころ軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-136628   出願人:エヌティエヌ株式会社
  • 球面ころ軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-032230   出願人:日本精工株式会社
  • 密封形複列円筒ころ軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-343513   出願人:エヌティエヌ株式会社
全件表示

前のページに戻る