特許
J-GLOBAL ID:200903061615651146

内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-263399
公開番号(公開出願番号):特開平9-105314
出願日: 1995年10月12日
公開日(公表日): 1997年04月22日
要約:
【要約】【課題】 バルブ作動角が狭くなるようにバルブリフト特性が変化した際に、カムの緩衝区間におけるバルブ速度が増加して着座音が増加することを防止する。【解決手段】 機関と同期回転する駆動軸と円筒状カムシャフトとの間に、環状ディスクが介在しており、該ディスクの180 ゚離れた位置にある一対のピンと、駆動軸およびカムシャフトに半径方向に設けた係合溝を介して、駆動軸とカムシャフトとが連動する。環状ディスクを一方に偏心させると、カムシャフトが不等速回転となり、同心時のバルブリフト特性(破線)に対し、バルブ作動角が狭い特性(実線)が得られる。このとき、駆動軸とカムシャフトとの速度差が0となるQ点が、下り側緩衝区間R2に含まれるように、各部の位置関係が設定されている。Q点付近では、環状ディスクを偏心させてもカムシャフトの回転速度が変化しないので、緩衝区間R2におけるバルブ速度の増大を防止できる。
請求項(抜粋):
機関の回転に同期して回転する駆動軸と、この駆動軸と同軸上に配設され、かつ吸排気弁を駆動するカムを外周に有するカムシャフトと、このカムシャフト側に設けられ、かつ半径方向に沿って係合溝が形成されたフランジ部と、このフランジ部に対向するように上記駆動軸側に設けられ、かつ半径方向に沿って係合溝が形成されたフランジ部と、上記両フランジ部の間に配設された環状ディスクと、この環状ディスクの両側部に互いに反対方向に突設されて、上記両フランジ部の各係合溝内に夫々係合するピンと、上記環状ディスクを回転自在に保持するとともに、軸直角方向に沿って揺動可能な制御環と、上記制御環を機関運転状態に応じて揺動させる駆動機構と、を備え、かつ上記駆動機構を介して上記環状ディスクの回転中心を上記駆動軸の回転中心から一方へ偏心させたときに、同心時に比較してバルブ作動角が狭くなるように構成した内燃機関の吸排気弁駆動制御装置において、上記の偏心時において上記駆動軸の回転速度と上記カムシャフトの回転速度とが等しくなるクランク角が、バルブリフト特性の緩衝区間に含まれるようにしたことを特徴とする内燃機関の吸排気弁駆動制御装置。
IPC (2件):
F01L 13/00 301 ,  F01L 13/00
FI (2件):
F01L 13/00 301 A ,  F01L 13/00 301 Y
引用特許:
出願人引用 (6件)
全件表示
審査官引用 (1件)

前のページに戻る