特許
J-GLOBAL ID:200903064952614200

繊維芽細胞成長因子徐放性生体材料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 平木 祐輔 ,  石井 貞次 ,  藤田 節 ,  田中 夏夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-184312
公開番号(公開出願番号):特開2009-018086
出願日: 2007年07月13日
公開日(公表日): 2009年01月29日
要約:
【課題】生体材料を体内に埋入する際に、骨や皮膚といった周辺組織との固着・接着を促進するために繊維芽細胞成長因子(FGF-2)は効果的であるが、生体材料の埋入箇所に組織再生に適切な量の活性を有するFGF-2を長期間にわたって徐放する材料はこれまで生分解性の有機物に限られていたため、生体材料を被覆しても機械強度の違いから埋入時に剥離することが予想され、さらに生体材料と周辺組織との直接的な接触を妨げることから固着・接着の促進という目的には必ずしも最適ではない。【解決手段】3種類以上の医療用輸液を混合して作製したリン酸カルシウム過飽和溶液にFGF-2を溶解させた浸漬液を作製し、陽極酸化チタンあるいは水酸アパタイトで出来た生体材料表面上にFGF-2と低結晶質アパタイトの複合層を析出させる。層の厚さやFGF-2含有量は、溶液組成を変化させることで制御可能であり、生体材料表面に直接形成されるため埋入時の剥離の可能性は低い。【選択図】なし
請求項(抜粋):
少なくともカルシウム成分を含む医療用輸液と少なくともリン酸成分を含む医療用輸液とを含む少なくとも2種類の医療用輸液並びに繊維芽細胞成長因子(FGF-2)を混合し、1μg/ml以上20μg/ml未満のFGF-2を含有する過飽和リン酸カルシウム溶液を調製し、該FGF-2含有過飽和リン酸カルシウム溶液中に、陽極酸化チタン膜を有する生体適合性基材を24〜48時間漬浸しFGF-2を含有する低結晶アパタイト層で被覆することを含む、繊維芽細胞成長因子(FGF-2)を0.05〜0.65μg/cm2含有する低結晶質アパタイト層で被覆されたFGF-2徐放性生体材料を製造する方法。
IPC (2件):
A61L 27/00 ,  A61F 2/28
FI (5件):
A61L27/00 U ,  A61L27/00 G ,  A61L27/00 J ,  A61L27/00 V ,  A61F2/28
Fターム (19件):
4C081AB02 ,  4C081AB03 ,  4C081BA12 ,  4C081BA13 ,  4C081BB06 ,  4C081CD29 ,  4C081CF012 ,  4C081CF032 ,  4C081DA01 ,  4C081DB07 ,  4C081DC03 ,  4C081EA02 ,  4C081EA06 ,  4C097AA01 ,  4C097BB01 ,  4C097CC03 ,  4C097DD07 ,  4C097DD10 ,  4C097DD15
引用特許:
出願人引用 (14件)
全件表示
審査官引用 (6件)
全件表示
引用文献:
前のページに戻る