特許
J-GLOBAL ID:200903065496264630

エコーキャンセラ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 勝春
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-053504
公開番号(公開出願番号):特開2009-284465
出願日: 2009年03月06日
公開日(公表日): 2009年12月03日
要約:
【課題】ダブルトーク検出の判定精度を改善すると共に残留エコーを抑圧する。【解決手段】適応FIRフィルタのフィルタ係数パワーのリーク積分を算出する手段と、適応FIRフィルタの遠端入力信号、適応FIRフィルタ後の残留エコー信号を用いて、適応FIRフィルタの係数を更新する手段を有する。このため、適応FIRフィルタのフィルタ係数の収束状態に対応したダブルトーク検出が可能となる。この結果、適応FIRフィルタ係数の収束が進んだ状態において、ダブルトーク検出の精度が向上する。また、エコー抑圧手段は、適応FIRフィルタのフィルタ係数より算出した音響空間のERLを推定した情報を用いることにより、近端入力信号の音声歪を回避し且つエコーを抑圧できる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
遠端話者の音声(遠端入力信号)がスピーカから音響空間を通じてマイク入力に回り込むエコー信号を消去するためのエコーキャンセラ装置において、 遠端入力信号を多数のタップに入力し、各入力信号にフィルタ係数を乗算したものを合成することにより擬似エコー信号を生成する適応FIRフィルタと、 前記擬似エコー信号を逆位相に変換して近端入力信号と加算することでエコー信号の消去を図る加算器と、 前記フィルタ係数を前記加算器からの残留エコー信号により、該残留エコー信号を0にすることを目指して逐次更新(適応動作)するフィルタ係数更新手段と、 シングルトークの場合は前記適応動作を実行させ、ダブルトーク場合は前記適応動作を停止するように制御するダブルトーク制御手段と、 前記ダブルトーク制御手段が適応動作をさせているときに逐次更新している前記フィルタ係数の係数パワーリーク積分値、即ちエコー信号のエコーリターン量(推定エコー)を算出し、前記ダブルトーク制御手段へ出力するERL推定手段を備え、 前記ダブルトーク制御手段は、前記推定エコーの電力と前記残留エコー信号の電力の比較を行ない、推定エコーの電力が残留エコー信号の電力より大きい場合はシングルトーク、この条件を外れる場合はダブルトークと判定することを特徴とするエコーキャンセラ装置。
IPC (4件):
H04B 3/23 ,  H04R 3/02 ,  H04M 1/60 ,  H04M 1/58
FI (4件):
H04B3/23 ,  H04R3/02 ,  H04M1/60 C ,  H04M1/58
Fターム (10件):
5D020CC01 ,  5K027AA07 ,  5K027BB03 ,  5K027DD10 ,  5K027DD14 ,  5K027HH01 ,  5K046HH45 ,  5K046HH53 ,  5K046HH69 ,  5K046HH79
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (9件)
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