特許
J-GLOBAL ID:200903082939550285 生体磁気計測装置
発明者:
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出願人/特許権者: 代理人 (1件):
杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-025412
公開番号(公開出願番号):特開平11-221198
出願日: 1998年02月06日
公開日(公表日): 1999年08月17日
要約:
【要約】【課題】被検体の関心部位内における特定位置に存在する生体活動電流の状態を正確に把握することができる生体磁気計測装置を提供する。【解決手段】 被検体の関心部位と各磁気センサとの位置関係に基づいて、特定位置と各磁気センサとの間の伝達関数を導出する(S1〜2)。伝達関数に基づいた行列に所定値を加算した逆行列と、特定位置に設定された生体活動電流によって仮想的に求まる仮想生体磁気情報とから重み係数を算出する(S3)。生体磁気を計測して得た計測生体磁気情報にこの重み係数を重畳することで、特定位置からの生体磁気だけが強調された強調生体磁気情報を算出する(S4〜6)。この強調生体磁気情報に基づいて、特定位置に存在する生体活動電流の状態を正確に把握することができる(S7)。
請求項(抜粋):
被検体の関心部位に近接配備した複数個の磁気センサによって、前記被検体の関心部位内に流れる生体活動電流に伴って発生する生体磁気を計測し、この計測で得られた計測生体磁気情報に基づいて、被検体の関心部位内に流れる生体活動電流の状態を把握する生体磁気計測装置において、(a)前記各磁気センサで各々得られた計測生体磁気情報を収集する計測情報収集手段と、(b)前記被検体の関心部位内の特定位置から磁気センサまでの間を磁界が伝達する度合いを示す伝達関数に基づいて、磁気センサごとに伝達係数を算出する伝達係数算出手段と、(c)前記伝達係数算出手段によって算出された磁気センサごとの伝達係数に基づいた、行列の各要素が2つの伝達係数から算出される値で表される行列に所定値を加算する所定値加算手段と、(d)前記特定位置に既知の生体活動電流を設定した際に前記各磁気センサで仮想的に計測される仮想生体磁気情報と前記所定値を加算後の行列の逆行列とに基づいて、前記特定位置から発生した生体磁気だけを強調するための磁気センサごとの重み係数を算出する重み係数算出手段と、(e)前記重み係数算出手段で算出された磁気センサごとの重み係数を、前記計測情報収集手段によって収集された磁気センサごとの計測生体磁気情報に作用させて、特定位置からの生体磁気が強調された、磁気センサごとの強調生体磁気情報を算出する強調生体磁気情報算出手段とを備えたことを特徴とする生体磁気計測装置。
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