特許
J-GLOBAL ID:200903090750277360

車両用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢作 和行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-004450
公開番号(公開出願番号):特開2005-271906
出願日: 2005年01月11日
公開日(公表日): 2005年10月06日
要約:
【課題】 耐久性や信頼性を向上させると共に、構成の簡素化により製造コストを低減する。【解決手段】 一般的な電動ポンプをなくして、圧縮機1が停止したときにはエジェクタ9にて液冷媒循環を行う。 これにより、蓄冷材11aの蓄冷熱の保持している間、かつ冷凍サイクル内に高低圧差がある間冷房を継続することができる。また、エジェクタ9は流体ポンプであるため、吸入冷媒に気相冷媒が混入した2相流体でも充分な吸引力を発生できるので、従来の気液分離タンクが要らなくなり、その分省スペースともなる。また、気液分離タンクがないことより蒸発器8内の流速が増やせるので、伝熱性能が向上する。また、エジェクタ9は高圧冷媒のエネルギーを利用して冷媒循環させるものであるため電線などがなく、配線などに関するコストが不要となる。また、エジェクタ9はブラシなどの回転摩擦部分が無いため耐久性は半永久的となる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
車両エンジン(4)を停止する制御を行う車両に搭載され、 前記車両エンジン(4)により駆動される圧縮機(1)と、 前記圧縮機(1)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う高圧側熱交換器(6)と、 前記高圧側熱交換器(6)を通過した冷媒を減圧する減圧手段(7)と、 前記減圧手段(7)により減圧された低圧冷媒を蒸発させて車室内へ送風される空気を冷却する蒸発器(8)と、 前記蒸発器(8)の上流側に設けられて前記圧縮機(1)の稼働時に前記低圧冷媒により冷却される蓄冷材(11a)を有する蓄冷熱交換器(11)と、 これらの機器の作動を制御する制御手段(5)とを備えた車両用空調装置において、 前記圧縮機(1)の吸入側から前記減圧手段(7)の直後へ冷媒をバイパスさせ逆止手段(13)を有するバイパス経路(12)と、 前記減圧手段(7)の高圧側から分岐して開閉手段(15)を有する駆動流経路(14)と、 前記駆動流経路(14)から流入する高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(9a)、および前記ノズル(9a)から噴射する高い速度の冷媒流により低圧側に接続される前記蓄冷熱交換器(11)から冷媒を吸引し、その吸引した冷媒と前記ノズル(9a)から噴射する冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させて前記蒸発器(8)に流入させる昇圧部(9c、9d)を有するエジェクタ(9)とを設けると共に、 前記制御手段(5)は、前記車両エンジン(4)が停止して前記圧縮機(1)が停止したときに、前記開閉手段(15)を開いて前記エジェクタ(9)を駆動させることを特徴とする車両用空調装置。
IPC (3件):
B60H1/32 ,  B60H1/00 ,  F25B1/00
FI (3件):
B60H1/32 621B ,  B60H1/00 101Z ,  F25B1/00 389A
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 自動車用空気調和装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-125826   出願人:日産自動車株式会社
  • 車両用空調装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-372092   出願人:株式会社デンソー
審査官引用 (5件)
  • 車両用空調装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-372092   出願人:株式会社デンソー
  • 冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-064392   出願人:三菱電機株式会社
  • 冷凍装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-102070   出願人:株式会社デンソー
全件表示

前のページに戻る