特許
J-GLOBAL ID:200903092052092547

超快削鋼棒線材の製造方法及びそれによる超快削鋼棒線材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石川 泰男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-232573
公開番号(公開出願番号):特開2000-063989
出願日: 1998年08月19日
公開日(公表日): 2000年02月29日
要約:
【要約】【課題】 制御圧延により黒鉛粒の析出を促進させ、次いで制御冷却により黒鉛粒を成長させて、無鉛の超快削鋼棒線材を製造する技術を開発する。【解決手段】 C:1.00超〜1.50%、Si:1.00〜2.80%、Mn:0.01〜2.00%、P、S、O、N:所定値以下、更に黒鉛析出促進元素、強度・靱性・被削性向上元素を適宜添加し、残部Fe及び不可避元素で黒鉛化指数1.30以上の鋳片等を850〜1150°Cに加熱、熱間圧延する。その際、圧延機群間で中間水冷を施して最終仕上温度を700〜950°Cとし、最終仕上温度から600°Cまでの間を平均冷却速度60°C/min以下で冷却し、圧延材中に平均粒径1.0μm以上の黒鉛を100個/mm2 以上析出させ、且つその金属組織を30%以上のフェライトと残部パーライトとからなるか、又はフェライト単相にし、且つビッカース硬さを200以下に調節する。
請求項(抜粋):
重量%で、C :1.00超〜1.50%、Si:1.00〜2.80%、Mn:0.01〜2.00%、P :0.050%以下、S :0.10%以下、O :0.0050%以下、及び、N :0.020%以下を含有し、残部鉄(Fe)及び不可避的不純物からなる化学成分組成を有し、下記(1)式で求められる黒鉛化指数CEが1.30以上である鋳片又は鋼片を、850〜1150°Cの範囲内の温度に加熱し、熱間圧延し、前記熱間圧延における圧延機群の間で中間水冷を施すことにより最終仕上温度を700〜950°Cの範囲内として棒線材に圧延し、こうして得られた熱間圧延棒線材の前記最終仕上温度から600°Cまでの間を平均冷却速度60°C/min以下で冷却し、前記熱間圧延棒線材中に平均粒径1.0μm以上の黒鉛を100個/mm2 以上析出させ、且つその金属組織を30%以上のフェライトと残部パーライトとからなるか、又はフェライトのみからなるものにし、しかもそのビッカース硬さを200以下に調整することを特徴とする、超快削鋼棒線材の製造方法。 CE=C+Si/3-Mn/12 -----------------------------(1)但し、上式中の元素記号は各元素の重量%を表わす。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/58
FI (3件):
C22C 38/00 301 Y ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (9件)
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